化粧品の成分用語辞典【数字】です。
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1,2-ヘキサンジオール
多価アルコールの一種。炭素数は6つであり、ペンチレングリコールよりも抗菌性が高く、刺激性もやや強い。配合量が1%を超えてくると、少々注意が必要ですね。
昨今の防腐剤フリーコスメによく使用されている。
3-O-エチルアスコルビン酸
ビタミンC誘導体。他の誘導体とは、少し異なります。一般的なビタミンCを誘導体は、皮膚に塗られた後、皮膚に存在する酵素によって、分解され、アスコルビン酸になり、効果を発揮します。一方、3-O-エチルアスコルビン酸は、酵素反応を必要とせず、そのままで効果を発揮できるという特性を持っています。即効性があり、なおかつ、持続性もある成分です。
4-n-ブチルレゾルシノール
ポーラが開発した美白成分。ルシノールと言う名で知られているかと思います。化粧品への配合は現状不可能。コウジ酸、アルブチンよりも、チロシナーゼ活性を阻害する力が強い。また、肝斑に対しても有効な成分であることが確認されている。
4-メトキシサリチル酸カリウム塩
資生堂が開発した美白成分。略して4MSKとも呼ばれる。チロシナーゼの阻害によるメラニン生成を抑制をしつつ、溜まったメラニンを排出する役割も担っている。
5,5'-ジプロピルビフェニル-2,2'-ジオール
カネボウが開発した美白成分。大変ややこしい名前です。通称、マグノリグナンと呼ばれています。他の美白成分と異なり、チロシナーゼの活性を阻害するのではなく、チロシナーゼそのものの存在量を減らす効果があります。チロシナーゼの量が減れば、当然、メラニンへと変化する量も減りますので、美白効果が期待できるというわけです。ちなみに美白効果は、アルブチン、コウジ酸よりも高いことが知られています。