化粧品の成分用語辞典【た行】です。
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た
タルク
含水の珪酸マグネシウムが主成分。塗布すると、滑り性が向上する。ファンデーションなどの化粧品によく使用されている。
ち
つ
ツバキ種子油
椿の種子から採られたオイル。
毛髪に柔軟性、弾力性を付与する効果がある。
て
デクスパンテノールW
2018年に承認された、ポーラ独自の美白成分。PCE-DPとも呼ばれる。細胞活性を高め、ターンオーバーを促進。溜まったメラニンの排出を促す作用がある。また、メラニンの分解をも行う成分でもあり、これからの活躍が期待されている。市場に出て間もないので、安定性については、まだまだこれからという側面もある。
デシルグルコシド
ノニオン界面活性剤。ノニオン活性剤にしては、珍しく、起泡力、洗浄力を持つ成分です。生分解性にも優れており、洗浄系商品によく使用されている。洗浄力は、そこまで強くなく優しい洗い心地である。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
油溶性ビタミンC誘導体。
色素沈着抑制、抗酸化、抗老化、毛髪補修効果がある。
テレフタリリデンジカンフルスルホン酸
UVAの紫外線吸収剤。酸性成分ですので、中和する必要があり、基本的にTEAで中和する。
光安定性が高い。凡用されたきたt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンの代わりに使用されることも増えている。
テレフタリリデンジカンフルスルホン酸は、UVB領域に対する防御が弱いので、ドロメトリゾールトリシロキサンと併用されることもある。
一応ポジティブリスト収載成分だが、安全性は高い成分である。
と
トコフェリルリン酸Na
油溶性のビタミンEのにリン酸基を導入し、水溶性の性質を獲得したビタミンE。つまり、両親媒性成分になります。
肌荒れ防止、活性酸素除去などの作用がある。
トコフェロール
天然のビタミンE。抗酸化作用に優れる。
トラネキサム酸
美白成分の代表格でもある。意外と知られていないが、抗炎症作用の側面を持つ。元々は、資生堂が開発、現在では多数のメーカーが使用できるようになっている。m-トラネキサム酸は、資生堂での呼び名、ホワイトトラネキサム酸は、ロート製薬での呼び名であるが、トラネキサム酸のことである。※mはメラニンのこと
なお、医薬部外品、医薬品でのみ使用可能であり、化粧品には配合できない。肝斑に対しても有効な成分でもある。
トラネキサム酸セチル酸塩酸
トラネキサム酸の誘導体、親戚みたいなものです。トラネキサム酸(水溶性)にセタノール(油溶性)をくっつけた形です。これにより、両親媒性の性質を獲得しています。油溶性を獲得することで、経皮吸収性を向上、トラネキサム酸より、持続時間が長くなる傾向にもある。
トリエチルヘキサンノイン
液状の合成オイル。安定性が非常に高いオイルでもある。様々なオイルとの相溶性が良い(馴染みやすい)ので、クレンジングでの使用も多いが、昨今は使用量が減ってきている感じ。石油由来なので。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
エステル油。他の化粧品原料との相溶性、相性がよく、様々な化粧品に使用されている。
ドロメトリゾールトリシロキサン
紫外線吸収剤。UVA、UVBを吸収する性質がある。
光安定性に優れ、吸収剤としての持続性が高い。
一応ポジティブリスト収載成分だが、安全性は高い成分である。