あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【どこまで正確?】遺伝子検査のお話(美容系)

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こんにちは、あひるです。
 
昨今ますます進化する「遺伝子検査
今回は、それに関連してお話しようと思います。
 

 

 

遺伝子検査のポイント!
  • 遺伝子検査は、自身の肌質、未来の健康状態(あくまで可能性)を知ることが可能
  • 美容に関する遺伝子検査は、まだまだ発展途上
  • 今現在、高いお金をかけてまで、行う必要性はあまりなし(美容系に限る)
  • 自分の肌質を知りたい方はオススメかも!?
正直、美容系の遺伝子検査を受けるくらいなら、下記の医療系検査を受ける方が良いかと思います。
ご自身の病気の有無を知ることは大変重要ですし、早期発見できるなら、お安いものですね。
 
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性病検査のエキスパート!さくら検査研究所
 
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遺伝子検査とは?

遺伝子検査の色々

遺伝子検査とは、読んで字の如く、人の遺伝子を検査することです。
そう、自分自身の遺伝子を検査できるのです。
 
遺伝子、と聞くと、なんかすごそう!!
みたいなイメージが勝手に湧いてきますよね?
 
確かに技術の進歩は目覚ましく、私が大学で研究していた頃よりは、はるかに良くなっています。
(あひるは、大学時代、遺伝子やタンパク質、細胞など、生物系の研究に明け暮れていました。)
 
今となっては、病気のかかりやすさや、肥満体質なのか、など、様々なことを調べることが可能です。
 
便利な世の中ですね。
ちょっと調べれば、未来の自分が簡単に想像できてしまうのです。
そこから、生活習慣の改善を行ったりして、良い未来、良い自分への道標となるのです。
 
 
 

遺伝子検査を実施している美容関連会社

利用された方、意外といるのかもしれませんね。
よく聞く大手を例に挙げてみます。
  1. DHC
  2. ドクターシーラボ
 
1. DHC
DHCが提供している遺伝子検査項目は、
  • シワ
  • シミ
  • 敏感肌
これらを調べ、どのタイプに当てはまるのかを判定してくれます。
その判定に合わせて、サプリメントや化粧品を勧められるというもの。
 
2. ドクターシーラボ
  • シミ
  • シワ
  • たるみ
その発生のしやすさを調べてくれます。
DHC同様、判定結果から、化粧品やサプリ、食事などを勧められることになります。
 
その他の遺伝子検査を行っている美容会社も似たりよったりです。
どこかの遺伝子検査が、ものすごく秀でている
なんてことはありません。
 
そもそも、検査を行う機関(会社)は、別なのです。
自社で行っているところは、少ないのです。
検査機器に、かなりの初期投資が必要ですので、他社に依頼、外注した方がコストパフォーマンスがいいのでしょう。
外注先から返ってきた結果を、自社基準に沿って、お客様にお返ししてるに過ぎないのです。
 
 
 

正確性は?

遺伝子検査の正確性

遺伝子検査を行うこと自体は、容易です。
装置や試薬などがあれば簡単に行うことができます。
分析機器さえあればですが・・・。(結構というか、かなり高いのですよ)
調べたい遺伝子がどうなっているのかも簡単にわかりますので、
その点における、正確性は問題ありません。
 
例えば、
コラーゲン代謝遺伝子を検査、変異が認められる
という結果が返ってきたとします。
これは正しいですし、正確です。
ただ、その結果に基づく判断、診断結果は微妙なところです。
変異があるからと言って、必ず、肌がたるむのか、これはまた別のお話なのです。
自分が生活されている環境、食事、ストレスなどによって、いくらでも肌のたるみは起こるのです。
 
ややこしいですよね。
遺伝子検査は、必ず起こりうる未来を見るものではありません。
あくまで、未来の可能性を見るものです。
 
また、美容系の遺伝子検査を行ったからと言って、大したリターンはないでしょう。
例えば、敏感肌と思っている人が、遺伝子検査を行い、遺伝子的にも敏感肌ですよー
と診断されたからと言って、どうなるものでもありません。
診断された側からすると、知ってますけど?
となるのが通常でしょう。
 
高いお金をかけてまで、検査をする必要性はあまりないのです。
興味本位で受けるのは、全然OKですし、肌質を知りたい方も、受けるのは良いと思います。
※数年後、数十年後は、わかりませんが・・・。
 
ちなみに、遺伝子検査は、まだまだ新しいビジネスです。
遺伝子検査の結果診断は、国がガイドラインを作って、それを元に判断しているわけではないんです。
では、どう判断しているのか?
各会社で判断しているのです。
各会社の今まで積み上げてきたサンプルデータと今回のデータを比較し、傾向を考察するのです。
または、遺伝子検査に関する論文が毎年、毎月、出てきますから、それを元に判断しているのです。
ただ、その論文、欧米の人をターゲットにした論文だったりするので、アジア人、日本人に合うかどうかは、微妙なところです。
 
そんなこんなで遺伝子検査は、まだまだ発展途上なのです。
特に、美容系の遺伝子検査は、病気などと違って、急を要しませんので、遅れているのが、実情ではないでしょうか。
圧倒的に、データ数が足りないのだと思います。
 
 
 

最後に

遺伝子検査について、お話させてもらいました。
遺伝子検査=すごい!、何でもわかる!
ではないことが、ご理解いただけたかと思います。
 
ちなみに、性病が増えているのは、先進国の中で、日本だけ。
変な病気に巻き込まれないように、しっかり検査することをオススメします。
 
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
 
 
 
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