どうも、化粧品開発者のあひるです。
天然コスメで知られているTHREE。
リニューアルされましたね。リニューアルされたのは、2019年10月です。
リニューアルしたのは、バランシングというスキンケアラインになります。
2019年下半期VoCEベストコスメ クレンジング・洗顔部門で、2位にランクインです!
使用感良かったですからね。そんな感じはしてたんですよね。
今回は、リニューアルしたTHREEバランシングについてお届けしようと思います。
- COSMOS認証取得のクレンジングオイル
- 天然由来100%、オーガニック成分12%
- メイク落ち良好なクレンジング
THREEって?
今年でブランド誕生10周年です。
ナチュラル&オーガニック、国産原料にこだわったスキンケア、メイクアップ商品を取り扱うブランドです。
まぁ、売れてますよね。
シンプルなデザインがウケに拍車をかけていた気がします。
ブランドネーム「THREE」
その意味、ご存知ですか?
異なる2つの概念からそれぞれのポジティブな要素を持ち合わせた3つ目の概念を生み出す
そこから、
THREE
なんだそうです。
2つの概念とは、ナチュラルとテクノロジーのことです。
ですが、リニューアルによりそのコンセプト、キーメッセージも刷新。
「WISDOM(知性)」「INTUITION(完成)」「BARANCE(バランス)」となり、顧客一人一人に「FIND YOUR BALANCE(あなたのバランスを見つける)」をTHREEと一緒に、
だそうです。
幅広い女性から愛されるTHREE
今年、ラインの一つ、バランシングがリニューアル(10月2日から)
そのラインについて、成分分析をしてみようと思います。
THREE バランシング
植物の力を通して、肌に本来のリズムとバランスを整えるホリスティックケアアイテムとして、ブランドの根幹で高い人気を誇るブランドです。
リニューアル前と後で変わったのは、認証の取得です。
オーガニック認証のCOSMOS認証(コスモス認証)を取得されています。
認証については、「【化粧品のウソ、ホント】オーガニック(天然)化粧品が良いと言うけれど?」で書かせてもらっています。
オーガニック認証取得ですので、皆が嫌っている遺伝子組み換えフリーです(笑)
遺伝子組み換えについて、「【危険なの?】遺伝子組み換え作物は安全?」で書いています。
さらに、チャ花エキスを共通成分として配合し、
- 肌の沈静化
- 肌の引き締め
の効果が期待できます。
認証取得で、より天然、よりオーガニックを国内にアピールしつつ、海外を見据えた戦略ってところでしょうか。
THREE バランシング クレンジングオイルRの成分分析
THREE バランシング クレンジングオイルRの使用感
サラサラした使用感。
粘度の低いオイルが中心ですから当たり前と言えば当たり前ですね。
伸びもよく、スルスルと、塗り拡げられます。
黄色く色付いているのは、植物オイルによるものでしょう。
いつもように実験です。
マジックで●、これがどれくらい落ちるの確認してみました。
結果は、写真の通り。
やはりオイルですからね。
よく落ちます。
水で洗い流すと、乳化され、洗い終わった後にオイル感なんて全く無し。
肌がカサカサするなんてこともありません。
かなり良いクレンジングオイルだと思います。
ちなみに・・・。
クレンジングオイルって、作るの簡単!なんて思っている方がおられますが、そんなっことは、ありません。結構難しいんですよ。オイル+界面活性剤でOK!みたいな、そんな感じ、イメージを持っておられるようなら、それは間違いです。
どのオイルを選択するか、どの活性剤を選択するか、組み合わせは無限大。その中から、いかにして、肌に負担をかけず、メイクを落とせるようにするか、これは簡単そうで、すごく難しいやつなんですよね。
THREE バランシング クレンジングオイルRの成分分析
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、セスキオレイン酸ポリグリセリル-2、オリーブ果実油*、カプリン酸ポリグリセリル-2、ホホバ種子油*、スクワラン、チャ種子油、ペンタクレスラマクロロバ種子油、クリスマムマリチマムエキス、チャ花エキス、オレンジ果皮油*、ニオイテンジクアオイ花油*、ニュウコウジュ油*、ビターオレンジ葉/枝油*、ヒポファエラムノイデス果実油*、ニンジン根エキス*、コメヌカ油、アメリカアブラヤシ果実油、水添野菜油、トコトリエノール、トコフェロール
*:オーガニック原料
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、エステル油。
セスキオレイン酸ポリグリセリル-2、カプリン酸ポリグリセリル-2は、ノニオン性界面活性剤。
オリーブ果実油は、植物オイルです。オーガニック成分ですね。
ホホバ種子油は、植物油脂ではなく、植物ロウ。
スクワランは、炭化水素油で、皮脂疑似成分。
もしかしたら、ペンタクレスラマクロロバ種子油までかもです。
植物油ベースのクレンジングオイルではなく、エステル油がメインのクレンジングオイルです。エステル油がメイン成分で、植物油が脇を固める中身という感じです。クレンジングオイルの種類、肌への負担は、「【クレンジングの選び方】肌を優しく洗い上げるには?〜クレンジングの種類と特徴〜」という記事で書いています。
クレンジングオイルですので、メイク落としができて当たり前です。
THREEのクレンジングはそんなことはありません。
よく落ちますし、でも必要以上に落とさない。
洗浄後、カサカサになることもないです。
意外としっとり洗い上がります。
混合精油で、良い香りを演出。
まぁ、匂いは、好みの分かれるところです。
オーガニック認証を取得されています。
リニューアル前後で何が変わった?
大きく変更されたのは、先程も書いたオーガニック認証ですね。
それに伴って、全成分も変更されています。
ブドウ種子油、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、チャ種子油、スクワラン、パルミチン酸エチルヘキシル、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸、ペンチレングリコール、カニナバラ果実油、ホホバ種子油、ローズマリー葉油、アルガニアスピノサ核油、シア脂、ミツロウ、オレンジ果皮油、ベルガモット果実油、ニュウコウジュ油、マヨラナ葉油、メドウフォーム油、オリーブ果実油、テオブロマグランジフロルム種子脂、イソステアリン酸PEG-12、トコフェロール、フェノキシエタノール
天然由来成分88%です。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、セスキオレイン酸ポリグリセリル-2、オリーブ果実油*、カプリン酸ポリグリセリル-2、ホホバ種子油*、スクワラン、チャ種子油、ペンタクレスラマクロロバ種子油、クリスマムマリチマムエキス、チャ花エキス、オレンジ果皮油*、ニオイテンジクアオイ花油*、ニュウコウジュ油*、ビターオレンジ葉/枝油*、ヒポファエラムノイデス果実油*、ニンジン根エキス*、コメヌカ油、アメリカアブラヤシ果実油、水添野菜油、トコトリエノール、トコフェロール
天然由来成分100%、オーガニック成分12%です。値段、商品単価が高くなるのは、当然ですね。天然、オーガニックに寄せて、なおかつ、認証取得してますからね。認証取得もタダではないですから。よく見ると、結構変わっていますよね。
石油由来であろう成分が軒並みいなくなっております。オイル製品は、天然100%にしやすい製品ですので、こだわられたのでしょう。
より天然、よりオーガニック、世界の流れに合わせた中身になっています。
THREE バランシング クレンジングオイルRの評価
- アットコスメ:3.5/7.0 22件
- LIPS:4.2/5.0 22件
※評価は、2020年7月のものです。
- 毎日の洗顔が楽しくなる香り
- ツッパリ感なし
- 目に染みる
- 価格がやや高い
どんな人にオススメ?
- 天然系やオーガニック認証取得クレンジングオイルをお探しの方
- がっつりメイクをされる方(もちろん、軽度のメイクの方でもOK)
お肌が弱いって方は、サンプルなどで事前に試されることを推奨します。
THE天然&オーガニックですから、人によっては、刺激となるかもです。
最後に
THREEファンの方には、このリニューアル、どう映ったのでしょうか。これからの評価が楽しみですね。
THREE製品に関しては、他にも記事にしています。
他にもクレンジングについて、いくつか記事にしています。化粧品選びの参考になれば、幸いです。
また、個人的なランキングページも作成しています。こちらも参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。