どうも、あひるです。
最近テレビCMで、ちょこちょこ放送されていますね。
今回は、敏感肌、乾燥肌の方向けで販売されている「アルージェ」について、書いていこうと思います。
ミストローションのポイント!
- 日中の乾燥が気になり、メイクの上からでも使用可能
- 天然セラミド配合ローション
- さっぱりでもなく、しっとりしすぎるわけでもない
- 丁度よい保湿感
アルージェ(Arouge)とは?
全薬工業という製薬会社が作られたブランドです。
「バリア保湿」「低刺激処方」「肌荒れケア成分」の3つにこだわりを持たれています。
バリア保湿
アルージェ独自のナノ化天然セラミドを配合
低刺激処方
肌にとって刺激の懸念がある、界面活性剤、パラベン、香料などは不使用
パッチテスト、アレルギーテスト、コメドテストもクリア済み
肌荒れケア成分
抗炎症成分を配合し、肌荒れケアをしっかりと
これらが、アルージェのこだわりだそうです。
界面活性剤不使用って、クリームとかどうしてるんですかね?
それはまた別の記事でお話します。
当然ですが、洗顔系には、界面活性剤は入っています。
独自のナノ化天然セラミドと公式ホームページには、書かれてありましたけど、ナノ化した天然セラミドって原料として、売られてるんですよね・・・。
本当に独自かどうかは判断できないですね。
パッチテスト系を色々と行っている点は、非常にありがたいのではないでしょうか?
やはり、敏感肌などを謳うからには、それ相応の試験をしてもらわないとですね。
ただし、全員に対して、刺激がないということではありませんので、ご注意を。
アルージェ モイスチャーミストローションⅡ 使用感と成分分析
アルージェ モイスチャーミストローションⅡの使用感
ミスト状化粧水です。
よくあるエタノールタイプ、さっぱりタイプのミスト化粧水ではなく、程よくしっとりするミスト状化粧水です。
意外と保湿感があるんですよね。
私だと、この化粧水だけでOKかな?って感じです。
日中化粧をしていると、乾燥を感じることって多々あると思います。
そんなときに、シュッシュッシュッとすれば、かなり潤いを回復できると思います。
オフィスに一本、あれば良いかもしれませんね。
アルージェ モイスチャーミストローションⅡの成分分析
ミストローションの全成分
[有効成分] グリチルリチン酸2K、ε-アミノカプロン酸
[その他の成分] 水、BG、濃グリセリン、ペンチレングリコール、PEG(20)、カンゾウ葉エキス、米ヌカエキス、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸Na-2、ビオセラミド、ジグリセリン、フェノキシエタノール
さて、アルージェは、医薬部外品です。
化粧品と異なり、全成分表示の義務はありません。
医薬部外品のルールなどについては、「【化粧品の予備知識】医薬部外品の全成分表示」という記事で書いています。部外品がよくわからない方は、読んでみてください。
有効成分は、両方とも抗炎症成分です。
両成分とも、医薬品でも使用される成分になります。
BG、濃グリセリン、ペンチレングリコールは、多価アルコール。
多価アルコールについては、「【化粧品の基礎知識】多価アルコールの特徴と役割」という記事で書いています。
PEG(20)は、ポリエチレングリコールの重合体で、保湿剤です。
ビオセラミドとは、天然セラミドのこと。
セラミドについては、後述します。
部外品は、全成分表示の義務がないので、これで全てかは不明です。
使用感、成分的には、特段変な成分は入っていません。
また、敏感肌の方でパッチテストを行っており、敏感肌の方も使用しやすいようになっているかと思います。
※全ての方に対して、刺激が出ないということではありません。
セラミドの分類
一言でセラミドと言っても、色々あるんですよね。
皆さん、ご存知ですか?
ヒト型セラミド(バイオセラミド)
主に酵母によって作られる成分で、ヒト型と同じ構造を持っています。
例)セラミド〇〇、〇〇には、数字や英字が入る。
肌への親和性も高いことが知られています。
しかしながら、単価がものすごく高いんです。
化粧品に配合される場合、基本的には、微添しか配合されないです。
天然セラミド
動物由来、植物由来があります。
ヒト型セラミドと異なるのは、セラミドに糖が結合していることです。
動物由来だと、ガラクトースという糖が結合しており、ガラクシルセラミド。
植物由来だと、グルコースという糖が結合しており、グルコシルセラミド。
例)セレブロシド、ビオセラミド、スフィンゴミエリン
ヒト型とは異なりますが、生体内に存在するスフィンゴ糖脂質の一種です。
人にとって、全くの無関係ではないんですよね。
あまり知られていないと思いますが。
天然セラミドと塗ることによって、自身のセラミド産生量がアップするデータも得られていますので、天然セラミドには、天然セラミドの良い面がありますね。
ヒト型セラミドではないが、ヒト型セラミドを増やす役割を担います。
合成セラミド
セラミドに類似した成分であり、化学的に合成した成分。
疑似セラミドとも呼ばれる。
例)ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、セチルヒドロキシプロリンパルミタミド
合成セラミドより、ヒト型セラミドの方が良い!
というのが、一般的な解釈かと思います。
しかしながら、
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、セラミド2に模倣された疑似セラミド。
この疑似セラミドに限って言えば、ヒト型セラミドと同等または、それ以上の保湿作用が証明されています。
参照:フレグランスジャーナル(2004)(11)
また、セチルヒドロキシプロリンパルミタミドも同等の効果を示すことが証明されています。
セラミドの表を作成していますので、見比べやすいかもしれません。
セラミドの分類 | 由来 | 価格 | 肌への親和性 | ヒト型と比べて | 名称の例 | 化粧品への配合量 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヒト型セラミド | 酵母 | 高価 | ◎ | 構造同じ | セラミド〇〇、〇〇には、数字か英字 | 微添 |
植物セラミド | 大豆など | 中価 | ○ | 類似構造 | グルコシルセラミド など | ヒト型よりは多く配合可能 |
動物セラミド | 馬など | 中価 | ○ | 類似構造 | セレブロシド など | ヒト型よりは多く配合可能 |
合成セラミド | 合成 | 安価 | ○ | 類似構造 | ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド | ヒト型よりは多く配合可能 |
合成セラミドだから、ヒト型セラミドより、劣る!
というのは、少し違うのではないでしょうか。
アルージェで使用されるセラミドは、動物由来、馬由来のセラミドです。
ヒト型とは異なりますが、安価で配合しやすく、セラミドの産生量に影響を与えるのが特徴ですね。
私の立場としては、どのセラミドが配合されているかは、あまり気にしなくてもいいんじゃないかなと思っています。
だって、どれもセラミド増やしてくれたり、保湿能をアップさせてくれますからね。
ただ、ヒト型セラミド配合コスメは基本的にお高くなるので、そこはお財布と相談してもらえればと思います。
あとは、使用感ですよね。
どれだけ良いと言われても、使用感が気に入らなければ、無理に使い続ける必要はないと思っています。
ご人身が気に入るセラミドコスメを見つけてもらえればと思います。
以下に、セラミドコスメについて、記事を書いています。化粧品選びの参考にしてください。
「【ETVOS】モイスチャライジングローション 使用感と成分分析」
「【ETVOS】モイスチャラジングセラム 使用感と成分分析」
「【ETVOS】モイスチャライジングクリーム 使用感と成分分析」
「【ヒフミド】エッセンスローション<保湿化粧水> 使用感と成分分析」
「【ヒフミド】エッセンスミルク<保湿乳液> 使用感と成分分析」
「【ヒフミド】エッセンスクリーム<保湿クリーム> 使用感と成分分析」
ご一読いただければ幸いです。
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どんな人にオススメ?
- セラミド配合コスメをお探しの方で、お肌が弱めの方
- 乾燥、かさつきが気になる方に
- 化粧中の乾燥が気になる方
最後に
天然セラミド配合コスメ、アルージェ。
これからしばらくは、取り上げていきますので、ご興味ある方は読んでもらえれば幸いです。
他のアルージェ製品についても、書かせてもらっています。
「【Arouge(アルージェ)】モイストトリートメントジェル 使用感と成分分析」
「【Arouge(アルージェ)】エッセンス ミルキークリーム 使用感と成分分析」
「【Arouge(アルージェ)】モイスチャークリアソープ 使用感と成分分析」
「【Arouge(アルージェ)】モイスト クレンジングミルクジェル 使用感と成分分析」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。