あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【Arouge(アルージェ)】エッセンス ミルキークリーム 使用感と成分分析

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どうも、あひるです。
今回も、敏感肌、乾燥肌の方向けで販売されている「アルージェ」について、書いていこうと思います。
化粧水、ジェル、ともにすごくよく保湿してくれたので、クリームにも期待してしまいますね。
 
 
エッセンスミルキークリームのポイント!
  • 天然セラミド配合のクリーム
  • 保湿力は申し分なし
  • 使用後、ベタつくことはない
  • エッセンスと書いているが、ちゃんとクリーム(笑)
 
 
 

アルージェ(Arouge)とは?

アルージェに関しては、「【Arouge(アルージェ)】モイスチャーミストローションⅡ 使用感と成分分析」という記事で書いております。
アルージェというブランドを知らないって方は、読んでもらえればと思います。

 

 
 

アルージェ エッセンスミルキークリーム 使用感と成分分析

アルージェ エッセンスミルキークリームの使用感
ジェルとは異なり、粘度のあるクリームです。
手に乗せた感じ、こってりクリームかな?と思ったんですが、意外とそんなことなくて。
かなり伸びの良いのクリーム、塗り拡げながら、みずみずしさを感じることができました。
さっぱりな感じかな?とも思ったのですが、塗り終わりはしっとり潤います。
良い意味で期待を裏切ってくれる商品ですね。
塗ることで、乾燥なんて全然しないので、乾燥気味の方、乾燥肌の方には、ぴったりな一品ではないかなと思います。
公式ホームページに、「みずみずしく、深くうるおう肌に」
と書かれてありますが、まさにその通りの使用感でした。

アルージェ エッセンスミルキークリームの使用感

 
アルージェ エッセンスミルキークリームの全成分
エッセンスミルキークリームの全成分

[有効成分]グリチルリチン酸ステアリル、ε-アミノカプロン酸、γ-オリザノール

[その他の成分]水、濃グリセリン、BG、ペンチレングリコール、スクワラン、トリオクタン酸グリセリル、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット、オキシステアリン酸コレステリル、カンゾウ葉エキス、酵母エキス-1、水解シルク液、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸Na-2、ビオセラミド、水添大豆リン脂質、天然ビタミンE、フェノキシエタノール、べヘニルアルコール、粘度調整剤、pH調整剤

アルージェ製品は、医薬部外品です。
医薬部外品については、「【化粧品の予備知識】医薬部外品の全成分表示」という記事で書いております。
有効成分は、グリチルレチン酸ステアリルε-アミノカプロン酸(化粧品では、アミノカプロン酸)、γ-オリザノール(化粧品では、オリザノール)は、炎症成分です。γ-オリザノールは、抗酸化作用もありますね。
濃グリセリンBGペンチレングリコールは、多価アルコールで保湿剤。
スクワランは、疑似皮脂成分の油性成分。
トリオクタン酸グリセリルは、化粧品では、トリエチルセキサノイン、エステル油です。
ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリットは、化粧品だと、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリスリチル。水を抱え込める油性成分です。
オキシステアリン酸コレステリルは、細胞間脂質と似た成分であり、肌との親和性が高い成分です。
ビオセラミドとは、天然セラミドのこと。
水添大豆リン脂質は、化粧品だと、水添レシチンと呼ばれています。乳化剤として使用されています。
粘度調整剤や、pH調整剤は、何が入っているかわかりません。
べヘニルアルコールは、高級アルコール。高級アルコール、ご存知ですか?高いアルコールってわけではないんです。高級アルコールについては、「【化粧品の基礎知識】高級アルコール特徴と役割」という記事で書かせてもらっていますので、ご一読ください。
 
また、敏感肌の方でパッチテストを行っており、敏感肌の方も使用しやすいようになっているかと思います。
※全ての方に対して、刺激が出ないということではありません。
 
この商品も界面活性剤無添加って、公式ホームページに書かれていますね。
水添大豆リン脂質は、界面活性剤なんですけどね・・・。
やはり、全薬工業の中では、界面活性剤に分類しないことにしてるんですかね。
 
 
 

セラミドの分類

前回の記事にも、載せていた表ですが、もう一度載せておきますね。
セラミドの分類 由来 価格 肌への親和性 ヒト型と比べて 名称の例 化粧品への配合量
ヒト型セラミド 酵母 高価 構造同じ セラミド〇〇、〇〇には、数字か英字 微添
植物セラミド 大豆など 中価 類似構造 スフィンゴミエリン など ヒト型よりは多く配合可能
動物セラミド 馬など 中価 類似構造 ビオセラミド など ヒト型よりは多く配合可能
合成セラミド 合成 安価 類似構造 ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド ヒト型よりは多く配合可能
※横にスライドできます。
天然セラミドとは、植物セラミド、動物セラミド、両方を指します。
セラミドややこしいですよね。
アルージェで使用されるセラミドは、動物由来、馬由来のセラミドです。
何度も言いますが、どのセラミドを選ばれても大丈夫です。
どれも、セラミド産生量を増やしてくれますので。
セラミドコスメは、他にも記事を書いています。化粧品選びの参考にしてください。
 
 
 

どんな人にオススメ?

  • セラミド配合コスメをお探しの方で、お肌が弱めの方
  • 乾燥、かさつきが気になる方に
  • こってり潤うクリームタイプ
  • ベトベトは、特にない
 
 
 

最後に

天然セラミド配合コスメ、アルージェ。
クリームタイプでありながら、面白い使用感でした。
名前の前の「エッセンス」には、どういう意味があるのかは、不明ですが、ちゃんとクリームですので、ご安心を。
他のアルージェ製品については、こちら。

 

他にもクリーム製品に関して、記事にしています。化粧品選びの参考にしてください。

【THREE】バランシング クリームR 使用感と成分分析

【ETVOS】モイスチャライジングクリーム 使用感と成分分析

【ヒフミド】エッセンスクリーム<保湿クリーム> 使用感と成分分析

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 
 
 
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