どうも、あひるです。
引き続き、ETVOSについて、書いていきます。
しばらくは、ETVOSの商品について、ブログを書いていくことになるかと思います。
- ヒト型セラミド配合コスメ
- 保湿力に優れた使用感だが、ベタベタすることはない
- お肌が弱い方には少し注意が必要か
ETVOSとは?
ETVOSについては、「【ETVOS】モイスチャライジングローション 使用感と成分分析」という記事で書いております。まだ読まれていない方は、読んでもらえれば幸いです。
実は間違いがあったんですよね。すでに若干修正させてもらっています。ローションにヒト型セラミド配合されていないんですよ。
読んでくださった方、すみません。
ETVOS モイスチャラジングセラム 使用感と成分分析
出典:https://etvos.com/shop/g/gCN10057-000/
アットコスメ口コミランキング一位!
なんですよね。
普通にすごいことだと思います。
使用感や中身(成分)はどうなっているんでしょうか?
ETVOS モイスチャラジングセラムの使用感
白色の乳液であり、モイスチャラジングなんて名前だから、かなりこってり系かな?と思っていたのですが、全くそんなことはなく。
わりと粘度の低い乳液で、伸びも良い、ほのかにラベンダーの匂いが香ります。
ささっと伸ばして、保湿することができます。化粧水に油分が追加され、エモリエント、保湿力がアップした感じでしょうか。
保湿力がありながら、使用後のベタツキ感はゼロ。
ベタつきが嫌いな私にとっては、かなり好みの使用感です。
ETVOS モイスチャラジングセラムの成分分析
水、グリセリン、ラベンダー花水、BG、1,2-ヘキサンジオール、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、フィトスフィンゴシン、コレステロール、フィトステロールズ、ヒアルロン酸Na、PCA-Na、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、トレオニン、プロリン、タウリン、ロイシン、バリン、イソロイシン、チロシン、フェニルアラニン、アスパラギン酸Na、リシンHCl、ヒスチジンHCl、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na、アラントイン、スクワラン、ホホバ種子油、メドウフォーム油、シア脂、アロエベラ葉エキス、クズ根エキス、クロレラエキス、ローマカミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス、ベヘニルアルコール、水酸化K、キサンタンガム、カルボマー、水添レシチン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ラウロイルラクチレートNa、ステアロイルラクチレートNa、ラベンダー油、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール
グリセリンは、保湿剤の多価アルコール。お肌にも存在する成分です。
ラベンダー花水は、ラベンダーのお花を水蒸気蒸留したお水のこと。ラベンダーの匂いがついたお水でもあり、この商品にラベンダーの香りがほのかにするのは、この成分によるものです。
BG、1,2−ヘキサンジオールは、多価アルコールです。以前にも説明しましたが、ヘキサンジオールは抗菌性の高い多価アルコールです。お肌が弱めの方は、少し気をつける方が良いですね。多価アルコールの抗菌性については、「【化粧品の基礎知識】多価アルコールと抗菌作用」という記事で書いています。
ここまでが1%を超える成分です。
セラミド〇〇が1%を超えることはあり得ないです・・・。すごく高価ですので、現実的に無理なんですよね。と思ってましたが、セラミド1%以上のコスメがありました。
ローションと異なり、こちらは、ヒト型セラミドオンリーですね。ローションは、グルコシルセラミドでしたよね。なぜ変えているのかは、ちょっと不明ですね。敢えてなのか、そうしないといけなかったのか・・・。
まぁ、セラミドを化粧水に溶かし、安定に配合するには、かなりの技術が必要になります。正直難しいんですよ。その辺りが影響してるのかなと、勝手に推察しています。
モイスチャラジングセラムに配合されているセラミドは、一つ一つ配合したのではなく、プレミックス(混合)原料を使用して、配合しています。
一つずつ配合するの面倒ですし、予め混合されてある原料を配合する方が手っ取り早く、コストなんかも抑えられます。
秤量するのも、一回で済みますし(笑)
この手の原料は、結構売られてまして、一緒に水添レシチンや、コレステロール、フィトステロールズや、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ラウロイルラクチレートNa、ステアロイルラクチレートNaなんかも一緒に原料化されてるんですよね。
たくさんの種類が簡単に配合できますので、すごく有り難い原料です。
また、セラミド意外にも、天然保湿因子(NMF)である、アミノ酸も複数種配合(これも実はプレミックス原料)され、肌への栄養補給が可能になるかと思います。
ETVOS モイスチャライジングセラムのフリー項目
- エタノール
- 鉱物油
- シリコーン
- 香料、着色料
- パラベン
ETVOS モイスチャライジングセラムの評価
- 公式HP:4.6/5.0 798件
- アットコスメ:5.2/7.0 2502件
- LIPS:4.6/5.0 266件
※上記評価は、2020年8月のものです。
- 夏場に使用、乳液状でサラサラとした美容液でありながら、朝までしっとり潤いが続く
- とてもノビが良く、敏感肌だが、ピリつきなどは感じない
- 使用した後、お肌はもっちり。ベタベタはしない
- 保湿を目的で購入したが、特に実感がなかった
セラミドのお話
セラミドを説明する際には、必ず登場している下記の表。
セラミドの分類 | 由来 | 価格 | 肌への親和性 | ヒト型と比べて | 名称の例 | 化粧品への配合量 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヒト型セラミド | 酵母 | 高価 | ◎ | 構造同じ | セラミド〇〇、〇〇には、数字か英字 | 微添 |
植物セラミド | 大豆など | 中価 | ○ | 類似構造 | グルコシルセラミド など | ヒト型よりは多く配合可能 |
動物セラミド | 馬など | 中価 | ○ | 類似構造 | セレブロシド など | ヒト型よりは多く配合可能 |
合成セラミド | 合成 | 安価 | ○ | 類似構造 | ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド | ヒト型よりは多く配合可能 |
ヒト型セラミドは、セラミド〇〇なのですが、今では、ほとんど英字表記です。
ちょっと前まで、数字表記だったんですよ。
あまり知られていないかもですが、名称(成分名)って変更になったりするんですよね。
そうなると、どれがどれと一緒かわからないですよね?
興味ないかもですが、知ってて損ではないので、まとめました。
新名 | セラミドEOP | セラミドNG(NS) | セラミドNP | セラミドAG(AS) | セラミドAP |
---|---|---|---|---|---|
旧名 | セラミド1 | セラミド2 | セラミド3 | セラミド5 | セラミド6Ⅱ |
作用 | アトピー性皮膚に関連が示唆されている | 最も多く含まれており、高い水分保持能がある | 保湿やバリア機能回復効果に優れる | 角質のバリア機能を高める作用がある | ターンオーバー正常化作用 |
よく化粧品に配合されるのは、NG(2)、NS(3)、AP(6Ⅱ)ですね。
これらのセラミドをプレミックス(混合)した原料もたくさんあります。
どんな人にオススメ?
- セラミドコスメをお探しの方
- お肌の乾燥が気になられる方
ローションでも書きましたが、敏感肌の方は、一度トライアルを試された方が無難です。
1,2−ヘキサンジオールが少々気になりますので。
トライアルセットは、こちら。
最後に
ETVOSモイスチャラジングセラムについて解説してみました。ローションと違い、こちらは、ヒト型セラミド複数種配合コスメです。勘違いしないでほしいのですが、セラミドによって、この使用感が生み出されているわけではありません。セラミドがあってもなくても、使用感は対して変わりません。配合量が多いと別ですけどね(笑)
よく、セラミドがたくさん(複数)配合されているから、しっとりした使用感だよ!
みたいな方がいますが、違います。
使用感を決めているのは、セラミド以外のベース成分、主に1%を超える部分や増粘剤などです。
ただし、セラミドを使用し続けることで、お肌のしっとり具合などは変わってくることもあるでしょう。
個人差はありますが、セラミドを塗ることで、セラミドは補給されますし、セラミド産生量が上がることもあります。
ETVOSトライアルセットはこちら。
ETVOSの他の製品についても、記事を書いています。化粧品選びの参考になれば幸いです。
【ETVOS】モイスチャライジングローション 使用感と成分分析
【ETVOS】モイスチャライジングクリーム 使用感と成分分析
また、他のブランドの乳液に関しても書いていますので、参考にしてみてください。
【リポソームの先駆者】モイスチュアリポソーム(コスメデコルテ) 使用感と成分分析
【Arouge(アルージェ)】モイストトリートメントジェル 使用感と成分分析
【N organic】モイスチュア&バランシングセラム 使用感と成分分析
個人的なランキングページも作成しています。よろしければ、こちらもどうぞ、ご参考までに。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。