どうも、あひるです。
やはり有名なだけあって、ETVOSのスキンケアもなかなか良いですよね。
もう少しセラミド系コスメの記事を増やせたら、セラミドコスメの比較記事を書こうかと思っています。
ではでは、ETVOSの石鹸について、書いていこうと思います。
- セラミド配合石鹸
- 保湿成分が多く配合されている枠練り透明石鹸
- 泡立ち良好、使用後につっぱりなし
ETVOSとは?
ETVOSについては、「【ETVOS】モイスチャライジングローション 使用感と成分分析」という記事で書いております。
よろしければ、読んでもらえれば幸いです。
ETVOSクリアソープバー 使用感と成分分析
公式HPより引用:https://etvos.com/shop/g/gCM10052-000/
ETVOSクリアソープバーの使用感
透明な石鹸です。
透明石鹸を作る場合、基本的には、エタノールを多く配合し、作る必要があります。
「Arouge(アルージェ)の石鹸」がそうでしたよね?
石鹸の全成分上位に、エタノールが入ってるから、使用しない方がいい?
— あひる@化粧品開発者 (@ahiru_nonnbiri) 2019年11月25日
そのエタノールは、石鹸を透明にするために配合されてて、製造(乾燥)過程で、エタノールはほぼなくなります。
ですので、気にする必要はさほどないかと😌#化粧品あれこれ
ただ、ETVOSの石鹸は、エタノールの表記が上位じゃないんですよね。
おそらく、別の手法で作られているのでは?と推察しますが、実際のところは、わかりません。
使用感は、泡立ちが良く、洗浄後、洗い上がりも、つっぱる感じは全くありません。
つっぱり感がないのは、保湿剤が多く配合されているからでしょう。
また、手間ヒマかけた枠練りだから、というのも、泡立ちが良い理由かと思います。ETVOSの石鹸は、乾燥に90日間、約3ヶ月かけているそうです。石鹸は、製造後の乾燥(熟成)期間が長くなるほど、石鹸成分が増えます。
石鹸成分が増えるということは、泡立ちが「増す」ということになります。
先程も書きましたが、石鹸は、脂肪酸 or 油脂に、アルカリを追加して作ります。
この反応は、時間が経てば経つほど進みます。特に枠練りの場合は、反応がゆっくりですので、乾燥(熟成)期間を長く必要とします。90日というのは、わりと長めの方だと思いますし、その期間があって、泡立ちが良い石鹸が作れるのだと思います。
改めて、機械練り、枠練りについて、ご説明しておきます。
製造方法 | 素材 | メリット | デメリット | コスト |
---|---|---|---|---|
枠練り(コールドプロセス) | 素地量60〜70% | 保湿、美容成分を多く含有可能 | 製品化までの時間が長い 溶けやすく泡立ちにくい |
高くなる傾向 |
枠練り(乾燥法) | 素地量60〜70% | 保湿、美容成分を多く含有 溶けにくく、泡立ちが良い |
製品化までの時間が長い | 高くなる傾向 |
機械練り | 素地量98% | 大量生産可能 | 保湿成分を配合しにくい | 比較的安い |
ETVOSの石鹸は、枠練り、おそらくコールドプロセスかと思われます。
個人的にも枠練りが好きなので、願ったり叶ったりな商品です。
ETVOSクリアソープバーの成分分析
カリ含有石ケン素地、水、スクロース、グリセリン、ソルビトール、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、フィトスフィンゴシン、グリコシルトレハロース、ポリクオタニウム-51、加水分解水添デンプン、シロキクラゲ多糖体、トレハロース、スクワラン、デシルグルコシド、ベヘニルアルコール、ステアロイルラクチレートNa、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、エタノール、クエン酸Na
カリ含有石ケン素地は、石鹸の原料、成分です(笑)
当たり前ですね。
石ケン素地が、脂肪酸 or 油脂をアルカリ(水酸化Na)で中和、鹼化させたもので固形
カリ石ケン素地が、脂肪酸 or 油脂をアルカリ(水酸化K)で中和、鹼化させたもので液体
となります。
では、カリ含有石ケン素地は?
石ケン素地に、カリ石ケン素地を追加した、混合したタイプになります。固形石けんですね。
石鹸原料の種類 | 素材 | アルカリ剤 | 形状 | 手法 |
---|---|---|---|---|
石ケン素地 | 脂肪酸 | 水酸化Na | 固形 | 中和法 |
石ケン素地 | 油脂 | 水酸化Na | 固形 | 鹼化法 |
カリ石ケン素地 | 脂肪酸 | 水酸化K | 液体 | 中和法 |
カリ石ケン素地 | 油脂 | 水酸化K | 液体 | 鹼化法 |
カリ含有石ケン素地 | 石ケン素地+カリ石ケン素地 | 水酸化Na+水酸化K | 固形 | 石ケン素地にカリ石ケン素地混合 |
カリ含有石ケン素地は、カリ石ケン素地が含まれていることから、水に溶けやすいようになり、泡立ちが良くなる傾向にあります。
石鹸は、水に溶けないと意味ないですからね。
脂肪酸は、「【化粧品の基礎知識】脂肪酸塩の特徴と役割」という記事で、
石鹸に関しては、「【知って損なし!】石鹸の特徴と種類」という記事で書かせてもらっています。
読んでいただければ幸いです。
スクロース、ソルビトールは、糖類で保湿剤。
グリセリンは、多価アルコールで保湿剤であり、ここまでが1%を超える成分ですね。
グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプンも保湿剤です。
これらの影響により、泡立ちがさらに良くなり、洗い上がりのつっぱり感が軽減されたりするんですよね。
洗浄系にも保湿剤って重要なんですよね。
シロキクラゲ多糖体は、高分子多糖類で、ヒアルロン酸のような美容成分です。
ヒアルロン酸Naより保湿力に優れ、つっぱり感が軽減されるという成分です。
中国で受けが良い成分なんですよね。
ポリクオタニウム-51は、カチオン性ポリマーで、よく化粧水とかにも配合されている成分です。さらっと感、つっぱり感を軽減する成分でもあります。
全成分から、使用感から見ても、なかなか良い商品だと思います。
どんな人にオススメ?
- セラミド配合の石鹸をお探しの方
- お肌が弱めの方
- 透明枠練り石鹸をお探しの方
肌に対して刺激となりそうな成分が見当たらないので、お肌が弱めの方でもご使用できるかと思います。
使用する際は、きちんと泡立ててくださいね。
泡立てないと、活性剤を直塗りしているのと同じなので、それはよくありません。
洗浄剤は、「泡で洗う」とも言われていますし、実際そうです。
泡立てることって、面倒ですが、とても重要な工程なんですよね。
泡立てることを怠らないように、ご注意を!
お試しは、ETVOS モイスチャラジング トライアルセット 。
最後に
最近使用する石鹸がそれも当たりで嬉しい限りです(笑)
石鹸選びに迷っておられるなら、ETVOSクリアソープバーは、かなりオススメです。
是非とも、一度試してみてもらえたらと思います。
お試しは、ETVOS モイスチャラジング トライアルセット 。
ETVOSの他の製品ついても、記事にしています。参考になれば、幸いです。
「【ETVOS】モイスチャライジングローション 使用感と成分分析」
「【ETVOS】モイスチャラジングセラム 使用感と成分分析」
「【ETVOS】モイスチャライジングクリーム 使用感と成分分析」
「【ETVOS】薬用 ホワイトニングクリアセラム 使用感と成分分析」
また、他のブランドの石鹸についても、記事にしています。化粧品選びの参考になれば幸いです。
「【Arouge(アルージェ)】モイスチャークリアソープ 使用感と成分分析」
最後までお読みいただき、ありがとうございます。