あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【ナチュラルサイエンス】ママ&キッズ オリゴトリートメントミルク 使用感と成分分析

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どうも、化粧品開発者のあひるです。

前回に引き続き、ナチュラルサイエンスさんの商品について、書いていこうと思います。

 

 

 

ナチュラルサイエンス ママ&キッズとは?

ママ&キッズについては、前回書かせていただいた、「【ナチュラルサイエンス】ママ&キッズ オリゴモイストシャンプー 使用感と成分分析」という記事で書いています。良ければ読んでみてください。

 

 

 

ナチュラルサイエンス ママ&キッズ オリゴトリートメントミルク 使用感と成分分析

ナチュラルサイエンス ママ&キッズ オリゴトリートメント

引用元:https://www.natural-s.jp/shop/g/g304/

 

ナチュラルサイエンス ママ&キッズ オリゴトリートメントミルク 使用感

少し茶色のトリートメントです。シャンプー同様、黒砂糖エキスによるものでしょう。

塗り拡げやすいテクスチャーで、髪の塗るのが容易でした。

塗っている最中には、特に気になることはなかったのですが、トリートメントを洗い流すときは、若干のきしみを感じることがありました。

乾燥させてしまえば、きしみなどは気になることはないのですが、やはり洗っている最中にきしみが生じるのは、少し気になりますね。

オリゴトリートメントミルクの使用感

 

ナチュラルサイエンス ママ&キッズ オリゴトリートメントミルク 成分分析
オリゴトリートメントミルクの全成分

水、BG、グリセリン、ステアリルアルコール、オリーブ油、グリコシルトレハロース、アルガニアスピノサ核油、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、セトステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ベタイン、ソルビトール、PCA-Na、イノシトール、加水分解水添デンプン、環状オリゴ糖、黒砂糖エキス、糖蜜エキス、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、ロイシン、ポリクオタニウム-64、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解シルク、ウイキョウ果実エキス、セイヨウハッカ葉エキス、ヒマワリ種子エキス、ダイズステロール、加水分解ケラチン、セタノール、ベヘントリモニウムクロリド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、水添ココグリセリル、ステアレス-20、ココイルアルギニンエチルPCA、セトステアリルグルコシド、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、クオタニウム-18、イソプロパノール、ヘキシレングリコール、ラベンダー油、オレンジ油、トコフェロール、フェノキシエタノール

BG、グリセリンは、多価アルコールの保湿剤。シャンプーと同じで、保湿成分が多く配合されていますね。

ステアリルアルコール、セトステアリルアルコールは、高級アルコールで、粘度調整剤。

オリーブ油は、植物オイルです。改正表示名称では、オリーブ果実油となります。

アルガニアスピノサ核油も植物オイルです。

植物オイルについては、「【化粧品の基礎知識】植物性オイルと脂肪酸、特徴と役割」という記事で書いています。

マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルは、フィトステロール誘導体のエステル油。

オクチルドデカノールは、高級アルコールの一種ですが、液状の油性成分です。高級アルコール=粘度調整剤の固形成分というイメージが多いかと思いますが、オクチルドデカノールは、少し別の特性を有している成分です。

ここまでが1%を超える成分かと思います。

ベタイン以降は、保湿成分が続きますね。

ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解シルクは、カチオン化成分。ダメージ毛に吸着しやすく、補修に一役買う成分です。

ベヘントリモニウムクロリド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドは、カチオン界面活性剤です。カチオン界面活性剤については、「【化粧品の基礎知識】カチオン界面活性剤 特徴と役割」という記事で書いています。

成分的には、何ら問題ない感じです。

ただ、カチオン界面活性剤の配合量が少ないのかなー?って感じはします。それが、若干のきしみ感につながっているかと思います。

カチオン活性剤が少ないので、刺激性はやや低くなるので、子供のことを考えた上での処方設計かもしれません。

 

 

 

どんな人にオススメ?

  • 低刺激のトリートメントをお探しの方
  • 子供向けトリートメントをお探しの方

ややサラサラ具合が弱いので、サラサラを求めるなら、ちょっと違うかもですね。

 

 

 

最後に

子供向けトリートメント、オリゴトリートメントミルクについて書いてみました。

毛髪をものすごくサラサラにしてくれるという感じではありません。

刺激性とサラサラとを天秤にかけ、低刺激を実現できる範囲でトリートメントをお作りになった感じです。

難しい点ではあります。サラサラを追い求めれば、カチオン活性剤による刺激の懸念が生まれますので。

子供向けでしたら、ベビーヘアシャンプーという商品の方が、良いような感じはします。ベビーヘアシャンプーについては、「【乳幼児、子供向け】ベビーヘアシャンプー(ナチュラルサイエンス) 使用感と成分分析」という記事で書いています。読んでもらえると幸いです。

 

他にもトリートメントに関する記事を書いています。

良ければ読んでみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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