あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【ビオレUV】アクアリッチ ウォータリーエッセンス 使用感と成分分析

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どうも、あひるです。

最近、日焼け止めや下地系の記事ばかり書いています。紫外線対策大事ですからね。自分に言い聞かせつつ、読者さんにも、もっと意識してもらおうっていう魂胆です(笑)

今回は、ビオレ出されている日焼け止めになります。

 

 

 

 

アクアリッチ ウォータリーエッセンスのポイント!
  • SPF50+、PA++++なのに、使用感さっぱり目
  • 高度なウォータープルーフで、汗、水に強い
  • 白浮き一切なしの日焼け止め

 

 

ビオレとは?

もはや説明不要のブランドでしょうか。ビオレは、花王から出されているコスメブランドです。

ビオレUV アクアリッチには、世界初の技術が採用されています。

それは、「マイクロディフェンス処方」という、日焼け止めの塗りムラをなくすという新技術です。

 

マイクロディフェンス処方

エッセンスに配合されている、ベヘン酸グリセリル、ジステアリン酸ソルビタンを用いて、紫外線吸収剤をカプセル化する技術が使用されています。おそらくナノ化しているものと思われます。こうすることで、日焼け止めの水相中にも、吸収剤を配合できるようにしているんだと思います。紫外線吸収剤は、そのほとんどが、油性成分です。ですので、いくら乳化しているとは言え、結局のところ、水とは混じり合っていないのです。日焼け止めを塗ると、目では見えませんが、油が塗られているところ、水が塗られているところ、という具合になり、水が塗られている箇所には、紫外線吸収剤が存在しないので、紫外線に対する防御が弱くなります。致し方無い部分ではありますが、ここに目をつけたのが、花王さんです。

水相にも、紫外線吸収剤を配合しようというので、このマイクロディフェンス処方が生み出されています。図にすると、下記のようになります。 

マイクロディフェンス処方

引用元:https://www.kao.com/jp/corporate/news/rd/2018/20181029-001/

 紫外線吸収剤を水相に配合するのは、他社さんでもされていますが、上記2成分で行っているのは、花王さんだけかと思います。

 

 花王関連商品

www.ahiru-nonnbiri-blog.work

 

 

 

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 使用感と成分分析

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス

出典:https://www.kao.com/jp/bioresarasarauv/bsu_aquarich_essence_00.html

 

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスの使用感

柔らかめのジェルタイプの日焼け止めです。エッセンスという名前ですが、ジェルっぽい感じですね。伸ばしやすい使用感で、しっとり保湿感もあります。

若干黄色く見えるのは、紫外線吸収剤、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルによるものと推察します。

日焼け止めに多く見られる、白浮きする感じはありません。なぜ、白浮きしないかは後述します。

匂いは、ホワイトミュゲの良い香りです。

耐水性に関しては、花王さんの方で、試験をされています。それによると、80分間の水浴試験に合格していますので、耐水性はかなりのものです。

この耐水性試験では、試験前にSPFやPAを測定、水浴運動を行い、運動後に再度SPF、PAを測定、結果が変わらないことを意味します。

試験としては、日焼け止めを塗る⇒ 20分間水浴⇒20分休憩(水から出て)を2回、もしくは、4回繰り返すものです。アクアリッチ ウォータリーエッセンスは、このサイクルを4回も行い、SPF、PAに変化がなかったということです。単純に考えて、結構すごいですよね。

他にも探せばあると、思いますので、日焼け止めを購入する際の目安の一つにされても良いかもしれませんね。

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 使用感
ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス 塗り伸ばし

 

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスの成分分析
ウォータリーエッセンスの全成分

水、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、エチルヘキシルトリアゾン、パルミチン酸イソプロピル、(メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸Na)クロスポリマー、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、水添ポリイソブテン、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、パルミチン酸デキストリン、BG、キシリトール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ジメチコン、安息香酸アルキル(C12-15)、グリセリン、ステアリン酸グリセリル、プロパンジオール、ベヘン酸グリセリル、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、セタノール、カンテン、ジステアリン酸ソルビタン、イソセテス-20、ポリビニルアルコール、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ステアロイルグルタミン酸、アルギニン、水酸化K、水酸化Na、ローヤルゼリーエキス、ヒアルロン酸Na、フェノキシエタノール、EDTA-2Na、BHT、香料

エタノールは、アルコール、お酒のことですね。この場合、感触改良、塗り心地をよくするために配合されています。配合量は多めですので、敏感肌や肌が弱い方には、不向きかもしれません。

メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、メジャーな紫外線吸収剤ですね。

エチルヘキシルトリアゾンも、紫外線吸収剤です。

パルミチン酸イソプロピルは、エステル油。

(メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸Na)クロスポリマーは、その名の通り、ポリマーです。ただ、一般的なポリマー、粘度がでるやつではなく、サラサラパウダーのポリマーになります。言わば、感触改良成分です。

ちなみに、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーも、サラサラポリマーです。

こちらのポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、粘度が出るタイプのポリマーです。シリコーンオイルに対する膨潤性に優れ、乳化安定性に寄与します。

あと、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーも、粘度が出るポリマーです。この中では、このポリマーが最も一般的かと思います。アルカリ成分(ここでは、アルギニン、水酸化K、水酸化Na)で中和し、粘度が出るようになります。エタノールが多く配合されていても、粘度の出しやすいポリマーです。

ポリマーは、4種類配合され、粘度に関与するのが2種、感触改良が2種ということになります。

ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルは、紫外線吸収剤。

水添ポリイソブテンは、炭化水素油。粘稠性のあるオイルになります。

ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンも、紫外線吸収剤です。

ここまでが1%を超える成分かなと思います。

紫外線吸収剤も4種類配合されていますね。一方で、紫外線散乱剤である、酸化チタンや酸化亜鉛は配合されておらず、白浮きなどの懸念はない処方設計になっています。

 合わせて読みたい

 

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスのフリー項目
  • 着色料

 

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスの評価
  • アットコスメ:5.0/7.0 1,209件
  • LIPS:4.6/5.0 499件

※上記評価は、2021年4月のものです。

良い口コミ
  • 何度重ね塗りしても、白くならず、軽いつけ心地
  • 伸びがよく、使用しやすい、ベタつきも気にならない
  • キシキシ感もなく、香りも良い
悪い口コミ
  • 若干のベタつきが気になる

 

◆ 個人的な評価 ◆ ★ ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス ★
☆ 総合評価:S- ☆
● 伸ばしやすさ:S+
● 保湿力:S
● カバー力:A
● 崩れにくさ:S+
● コスパ:S
● 匂い:S-
● 肌への優しさ:A
● 口コミ:S-
● オリジナリティー:S+
※S+が一番良く、C-が一番悪い評価となります。

 

紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛)が配合されていないので、キシキシ感は感じないと思います。一方で、紫外線吸収剤は、大抵、オイル成分です。ですので、ちょっとしたベタつきが気になる人がちらほら見受けられました。塗る量を調節するのが、賢い使用方法かなと思います。

 

 

 

 

どんな人にオススメ?

  • 屋外、プールや海などでよく遊ぶ方
  • 普段から汗っかきの方
  • 使用感の良い、高スペックな日焼け止めをお探しの方

耐水性能が素晴らしいので、お外で遊ぶ際は、常備しておきたい一本です!

 

 

 

 

最後に

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスについて、解説してみました。

口コミの評価が高いのも頷ける使用感になっています。白浮き嫌いには、良い使用感ですし、ベタつきもあまりないですからね。

 

また、日焼け止めコスメについても、色々書いています。化粧品選びの参考になれば、幸いです。

 日焼け止め関連商品

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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