あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【キュレル】潤浸保湿 フェイスクリーム 使用感と成分分析

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どうも、あひるです。

今回は、敏感肌コスメの代名詞?「キュレル」のフェイスクリームについて、書いていこうと思います。

 

 

 

 

キュレル フェイスクリームのポイント!
  • 敏感肌向けの超有名コスメ
  • セラミドを大々的に謳っているが、配合されているのは、合成セラミド
  • 使用感、保湿力、ともにすごく良い

 

 

キュレルとは?

有名ブランド「キュレル」。知らない人なんて、いない・・・ですよね?

花王さんから出されている、敏感肌向けのコスメブランドです。

キュレルはセラミドコスメを謳っており、セラミドを配合しています。

セラミドケア × 敏感肌ケアといったところです。

セラミドと言うと、ヒト型セラミドを連想する方が多いかと思いますが、キュレルの場合は、違います。キュレルに配合されているセラミドは、合成セラミド、疑似セラミドです。つまり、ヒト型セラミドに似たセラミドってことですね。

以前のセラミドコスメ記事でも、色々と書いていたかと思います。

下記に、以前使用した表を貼り付けておきます。

セラミドの分類 由来 価格 肌への親和性 ヒト型と比べて 名称の例 化粧品への配合量
ヒト型セラミド 酵母 高価 構造同じ セラミド〇〇、〇〇には、数字か英字 微添
植物セラミド 大豆など 中価 類似構造 グルコシルセラミド など ヒト型よりは多く配合可能
動物セラミド 馬など 中価 類似構造 セレブロシド など ヒト型よりは多く配合可能
合成セラミド 合成 安価 類似構造 ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド ヒト型よりは多く配合可能

ヒト型が良いとか、合成はダメだとか、色々議論はあるかと思いますが、私個人としては、どちらも一長一短かと思います。どちらが良いというよりは、どれだけの量、配合されているか?が重要な気がします。是非、その辺りも、セラミドコスメ選びのポイントにしてみてください。

敏感肌向けのセラミド配合コスメ、「キュレル」。そのクリームについて、色々と見ていきたいと思います。 

 

 

 

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム 使用感と成分分析

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム

出典:https://www.kao.co.jp/curel/products/face/

 

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームの使用感

白色のクリームで、伸びはかなり良いですね。柔らかめ、ふわっとしたクリームです。肌馴染みは良く、スーッと馴染む、浸透していく感じです。

その割には、しっとり潤ってくれるクリームです。潤いがありますが、ベトベトするような、ベタつきは全くありません。かなり良い使用感です。保湿感の持続力もあります。冬場でも乾燥で困るなんてことはないかと思います。

ヒリヒリやピリピリも、もちろんないですね。私に刺激がない=みんなに刺激がない、わけではないですけどね(笑)

匂いは特にありません。まぁ、敏感肌向けなので、無香が当然ですよね。

キュレル 潤湿保湿 フェイスクリーム 使用感
キュレル 潤湿保湿 フェイスクリーム 塗り伸ばし

 

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームの成分分析
フェイスクリームの全成分

【有効成分】アラントイン

【その他の成分】精製水、グリセリン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、シクロジメチコン、スクワラン、トリシロキサン、ジメチコン、POE・ジメチコン共重合体、長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、ユーカリエキス、硫酸Mg、BG、イソステアリルグリセリルエーテル、コハク酸、水酸化ナトリウム液、パラベン

有効成分と記載がありますね。医薬部外品です。

有効成分は、アラントイン。抗炎症成分として配合されています。医薬品にも配合される成分ですね。

部外品ですので、1%以上が多い順というわけでありません。部外品にそのようなルールはないんですよね。

グリセリンは、多価アルコールで、保湿成分。

ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドは、疑似セラミド。セラミドNG(旧名:セラミド2)に類似した構造になります。

疑似セラミドより、ヒト型セラミドだ!!

なんて言う人もおられるかと思いますが、

同じ量を配合したクリームの保湿試験では、同等の結果が得られており、保湿性能に関して、差異はないんですよね。

配合量は、医薬部外品なので、全く予想できないのですが、1%以上は配合されている感じはしております。

シクロジメチコンは、環状シリコーンの一種です。

スクワランは、炭化水素油。疑似皮脂成分ですよね。使用感、肌馴染みに優れるオイル成分です。

トリシロキサン、ジメチコンは、シリコーン成分。

POE・ジメチコン共重合体は、シリコーン系界面活性剤です。シリコーンと水は混じり合わないので、シリコーン活性剤を使用し、乳化させているんです。

なぜ、シリコーン系活性剤を使用するかと言うと、通常の活性剤では、シリコーンを上手に乳化させることができなかったりするんですよね。そこで、シリコーンと相性の良いシリコーン系活性剤を使用するわけなんですよね。

長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミドも擬似セラミドの一種ですね。

ユーカリエキスには、セラミド産生促進作用、皮膚のバリア機能改善作用の効果があります。

敏感肌向けということもあり、

抗炎症成分+刺激性の少ない、安定性の良い成分

で構成されている印象です。さらに、セラミドを配合させ、保湿性能をアップさせている感じですね。

シリコーン成分を嫌う方も多いですが、特にお肌に悪いわけではありません。むしろ、安全性に優れた低刺激系成分です。植物オイルや植物エキスより、よっぽど低刺激な成分です。残念ながら、そう思っていない方が多数なのですが・・・。

 

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームのフリー項目
  • エタノール
  • 香料、着色料

 

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームの評価
  • アットコスメ:5.2/7.0 5,501件
  • LIPS:4.8/5.0 757件

※上記評価は、2020年9月のものです。

良い口コミ
  • すごくふわっとした使い心地、全くベタつきがない
  • 塗っても全く染みなかった
  • マスク生活での肌荒れが、このクリームで少し落ち着いた
  • 肌馴染みがとても良い
悪い口コミ
  • 夏場に使用すると、結構ベタつく

 

◆ 個人的な評価 ◆ ★ キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム ★
☆ 総合評価:S+ ☆
● 伸ばしやすさ:S+
● 保湿力:S+
● 肌なじみ:S+
● コスパ:S+
● 匂い:S-
● 肌への優しさ:S
● 口コミ:S-
● オリジナリティー:S+
※S+が一番良く、C-が一番悪い評価となります。

 

 

 

 

どんな人にオススメ?

  • 敏感肌対応コスメをお探しの方
  • 乾燥が気になる方
  • セラミド配合コスメをお探しの方

 

 

 

 

最後に

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリームについて、解説してみました。使用感がすこぶる良いクリームです。刺激が気になる、最近肌が荒れた、などの悩みがある方は、是非使用を検討してみると良いかと思います。

 

花王から出されている商品について、いくつか記事にしています。良ければ、読んでみてください。

 

敏感肌コスメについても書いています。化粧品選びの一助になれば幸いです。

 

セラミド系のクリームについて、書いています。化粧品選びの参考になれば幸いです。

 

また、個人的なランキングページを作成しています。参考程度にどうぞ。

個人的ランキングページ

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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