どうも、あひるです。
今回は、米一途の塗る米ぬかセラムについて、書いていこうと思います。
前々から気になっていた商品ではありました。丁度そのときに、企業様側からお声掛けいただき、商品を頂くことができました。ありがとうございます。
いただきものだからといって、忖度などは一切せず、分析していこうと思います。
- お米をメインに据えたお米系スキンケア
- 濃厚なテクスチャーだが、塗り終わりはサラッと
- EWG等級を採用した、肌への優しさを考えた化粧品
米一途とは?
長年に渡り、主食とされてきた「お米」と、「お米」のことを一途に考えてきた職人の技術に着目して生まれた、肌に優しいスキンケアブランドです。
生まれは、2018年なので、まだまだ若いコスメブランドです。
オリジナルのコメヌカ水
メイン成分となる「コメヌカ水」。コメヌカ水のお米、米ぬかは、300年に渡り、良質なお米を選び抜いてきたものです。
コメヌカ水は、〇〇果実水などと同様に、水蒸気蒸留によって、作られたお水のことです。
水蒸気蒸留とは、米ぬかや〇〇果実を水に入れ、煮沸、そこから得られる水蒸気を回収し水に戻す、といった手法です。理科の実験で行ったことがある方もいるかもですね。
この手法を用いることで、お米に含まれる成分を水に含ませることが可能になります。
コメヌカ水で言うと、糖類、γ-オリザノール、ビタミン類などが、含まれているものと考えられます。
また、パッチテストをクリアしています。これは、化粧品なら、当たり前でしょうか。
EWG等級
あと、日本ではまだまだ知名度はありませんが、EWG等級も採用されています。
EWGとは、Environmental Working Groupは、アメリカの環境保全団体です。
化粧品原料の有害性を調査し、0〜10まで区分した成分の安全度であり、0〜2(グリーン)は安全とされる成分となります。
米一途 塗る米ぬかセラムは、全ての成分で、安全を確保している成分みたいです。
全ての成分が安全だからと言って、必ずしも、肌に優しいとは限りませんが、肌が弱い方には、割と安心して使用できる商品かと思います。
「お米」にこだわった、米一途のスキンケア。使用感や成分など、詳しく見ていきましょう。
米一途 塗る米ぬかセラム 使用感と成分分析
出典:https://comeitto.com/product/塗るセラム/11/
米一途 塗る米ぬかセラムの使用感
若干色の付いた乳液です。シャバい乳液ではなく、結構とろみのある乳液です。個人的には、乳液よりもクリームに近いテクスチャーかなと思います。
こってりこっくりしつつも、伸びの良いテクスチャーです。
触ればわかるかと思いますが、粘り気が割とあるんですよね。粘り気のあるコスメは個人的に嫌いなのですが・・・。なぜなら、浸透が悪くなる傾向にあるからです。塗り終わっても、肌の上でツルツル滑る傾向がよくあるので。
ただ、米ぬかセラムは、いつまでもベタベタ、ペタペタするものではなく、塗り終わりはサラッとしており、使い心地はかなり良いです。浸透性の高い、良い乳液ではないでしょうか。
匂いは特にないので、気にされる方にはありがたいですね。
ちなみに、色はカラメルで付けられています。
米一途 塗る米ぬかセラムの成分分析
コメヌカ水*、水、プロパンジオール、スクワラン、BG、トリエチルヘキサノイン、イソドデカン、ステアリルアルコール、ソルビトール、メチルグルセス-10、1,2-ヘキサンジオール、サッカロミセス/オオムギ種子発酵液、乳酸桿菌/ザクロ果実発酵エキス、乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液、乳酸桿菌/ダイズ発酵エキス、エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリル、ベタイン、ニンジン根エキス、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、フェニルトリメチコン、カルボマー、キサンタンガム、水添レシチン、ステアリン酸グリセリル(SE )、セスキオレイン酸ソルビタン、グリセリン、ダイズ油、トロメタミン、トコフェロール、カラメル
*オーガニック由来原料
コメヌカ水は、米ぬかを水蒸気蒸留して得られたお水のことです。使用感の浸透性の良さは、コメヌカ水の配合量の多さに影響されている気もします。欲を言えば、水を全て、コメヌカ水にしてほしかった(笑)とは言え、全成分で一番多いので、配合量はかなり多いですね。
プロパンジオールは、多価アルコールで保湿成分。ここ数年、使用量が増えた多価アルコールです。一時期、BGが供給量不足の時期があり、その代わりに普及した成分でもあります。
スクワランは、炭化水素油で疑似皮脂成分。肌馴染みがよく、多種多様な化粧品に使用されています。
BGは、多価アルコールで保湿成分。
トリエチルヘキサノインは、エステルオイル。
イソドデカンは、炭化水素油。伸びの良い軽い質感のオイル成分です。
ステアリルアルコールは、高級アルコールの一種です。乳化安定性向上と、粘度調整作用があります。
ソルビトールは、糖類の保湿成分。
メチルグルセス-10は、糖類に、PEG(ポリエチレングリコール)を付加した保湿成分。
1,2-ヘキサンジオールは、多価アルコールです。保湿成分の側面もありますが、抗菌作用もある成分です。防腐剤としては、分類されない成分です。ちなみに、エチルヘキシルグリセリン、カプリル酸グリセリルも、防腐剤としては分類されない抗菌成分です。これらの成分によって、製品の品質(菌に対する)を担保していると思います。
1,2-ヘキサンジオールまでが、1%を超える成分かと思います。
エキス類は、下記にまとめています。
表示名称 | 主な作用 |
---|---|
サッカロミセス/オオムギ種子発酵液 | オオムギの種子をサッカロミセス(酵母)により発酵して得られる成分。 |
乳酸桿菌/ザクロ果実発酵エキス | ザクロの果実を乳酸桿菌により発酵して得られる成分。 |
乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液 | セイヨウナシ果汁を乳酸桿菌にて発酵させて得られる成分。皮膚弾力改善作用があるとされている。 |
乳酸桿菌/ダイズ発酵エキス | ダイズを乳酸桿菌にて発酵させて得られる成分。 |
ニンジン根エキス | 角層水分量増加による保湿作用 |
エタノールは、記載されていません。公式HPによると、フリー項目に書かれていません。おそらくキャリーオーバー成分、もしくは、コメヌカ水や発酵系成分に含まれているのかも知れませんね。発酵させると、エタノールを含む場合がありますので。全部ではないですが。まぁ、配合されていても、エタノールの含有量は微量ですので、そこまで気にする必要はないかと思います。
また、米ぬかセラムの粘り気ですが、キサンタンガムによるものかと思います。キサンタンガムは、粘り気のある増粘剤ですからね。
米一途 塗る米ぬかセラムのフリー項目
- パラベン
- フェノキシエタノール
- 鉱物油
- 香料、着色料
米一途 塗る米ぬかセラムの評価
- アットコスメ:5.7/7.0 30件
- LIPS:4.6/5.0 31件
※上記評価は、2020年10月のものです。
- こっくりねっとりとても濃厚な美容液
- 粘り気があるものの、浸透具合は良い
- ポンプタイプで衛生的
- 特に見当たらない
口コミに、「乳酸菌が入っていて、嬉しい」といった書き込みがありましたが、乳酸菌は入ってないです。乳酸桿菌・・・といった成分が配合されていますが、あれは乳酸桿菌が配合されているわけではなく、乳酸桿菌で発酵させたってことです。一般の方からすると、判断するのは難しいですよね。
どんな人にオススメ?
- 保湿力高めの美容液をお探しの方
- お米系コスメをお探しの方
- 肌が刺激に対して弱めの方
- 肌が乾燥気味な方
最後に
米一途 塗る米ぬかセラムについて、解説してみました。
使用感はかなり濃厚、 しっとり保湿でありながら、使用後は、ベタつかない。乾燥肌、冬場の乾燥にはもってこいの使用感かと思います。
使用感が良かったので、他のアイテムも使用してみたいところです。お金に余裕ができたら買おう・・・(笑)
お米系スキンケアについても、色々書いています。参考になれば、幸いです。
また、個人的なランキングページも作成しています。化粧品選びの一助になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。