化粧品の成分用語辞典【あ行】です。
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あ
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
カルボマーに似た合成ポリマー。カルボマーに乳化能が加わったポリマーで、少量の油分なら、活性剤なしに乳化ができる。原料の番手によって、粘度の出方が異なる。同じ表示名称だからといって、番手が同じとは限らない。
アスコルビルグルコシド
水溶性のビタミンC誘導体。チロシナーゼの働きを阻害し、メラニン生成を抑える役割がある。また、皮脂分泌抑制作用もあることから、皮脂量が少ない人はちょっと注意が必要。特にビタミンCや誘導体が多い場合は使用を控える方が良い。
アスタキサンチン
鮭やカニ、エビなどに含まれる、赤色の成分。化粧品で使用される成分の主な由来は、藻類であることが多い。なので、あまりアレルギーは気にしなくても良いかも。確認は必要ですが。
活性酸素を除去する能力、抗酸化力に優れる。
アスタキサンチンの他に、ヘマトコッカスプルビアリスエキスと表示されることもある。
アデノシン-リン酸ニナトリウムOT
大塚製薬が開発した成分。別名、エナジーシグナルAMP。エネルギー物質の一種であり、代謝を高め、ターンオーバーを促進する作用を持っている。ターンオーバーを促進し、溜まったメラニンの排出に一役買う成分である。
アボカド油
植物オイルの一種。オレイン酸が約7割、リノール酸が約2割程度含有されており、酸化安定性は、比較的高い方ではある。
アマニ油
植物オイル。
リノレン酸を多く含み、酸化安定性が悪い。
肌なじみや伸びに優れ、軽い使用感が得られる。
アミノカプロン酸
抗炎症成分。グリチルリチン酸2Kやアラントインよりは、使用頻度が低い成分。
アモジメチコン
変性シリコーンの一種。傷んだ毛髪に吸着して、サラサラを演出してくれます。
アラントイン
抗炎症成分。肌荒れ防止目的でもよく配合されている。
アルブチン
ハイドロキノン誘導体。ハイドロキノンにグルコース(糖)を付加し、安定性を向上させたものです。美白作用も緩和になり使用しやすい成分です。アルブチン、実は2種類存在します。αタイプとβタイプ。一般的には、βアルブチンは、アルブチン、αアルブチンは、α-アルブチンとして表記されます。ちなみにα-アルブチンは、βの10倍程度のチロシナーゼ活性阻害効果があります。また、肝斑に対する作用も報告されており、有能な美白成分と言えるでしょう。
安息香酸Na
防腐剤。旧表示指定成分。
い
イソノナン酸イソノニル
非常に感触の軽いエステル油。シリコーン成分との相性も良い。
顔料などの色素などの粉体系の分散性に優れている。
う
え
エタノール
俗に言うアルコールのこと。清涼感の演出や、抗菌作用がある。
植物エキスの溶剤に使用されることも多くある。
お肌が弱い方には、刺激となり得る成分なので、気をつける方が良い。
エチルヘキシルグリセリン
多価アルコール。
少ない量で抗菌性を示すことが知られている。
防腐剤フリーコスメによく配合されている。
エチルヘキシルトリアゾン
UV-Bの紫外線吸収剤。
エナジーシグナルAMP
エラグ酸
コウジ酸同様、チロシナーゼそのものに働きかけ、不活化する作用があります。
お
オクチルドデカノール
高級アルコールの一種。液状の油性成分。
オクトクレリン
紫外線吸収剤。UV-B吸収剤です。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなどと組み合わせて使用することにより、光安定性が向上する。
オリーブ果実油
植物油の一種。オレイン酸含有量が多く、人によっては、ニキビ発生に一役買ってしまうかもしれない。
特にニキビができやすい人は、避けておく方が無難な成分。
オリザノール
コメヌカ油から取られるビタミン誘導体。皮脂分泌抑制作用もある。
オレイン酸フィトステリル
疑似セラミド、セラミド類似成分の一種。肌なじみの良い成分でもあり、多くの化粧品に多用されている。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
アニオン性界面活性剤。
ラウレス硫酸Naよりは、刺激性は低いがアミノ酸系やベタイン系に比べると、刺激性は高い。
洗浄力、気泡力に優れ、生分解性にも優れる洗浄剤。