あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【気をつけよう!】まつ毛美容液の危険性

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どうも、化粧品開発者のあひるです。
昨日、ヤフーのトップにも、出ていましたね。
ツイッターなどでも、その情報が飛び交っていました。
「まつ毛美容液」の使用で目が腫れ、国民生活センターに相談が相次いでいるそうです。
今回は、まつ毛美容液に関する危険性について、色々とお話したいと思います。
 
今回のポイント!
  • まつ毛美容液は、危険なものもある
  • 全成分をみて、エタノールや、〇〇エキスといった、植物系が多い場合は注意が必要
  • 使用してみて、違和感を感じたら、すぐに眼科へ
 
 

まつ毛美容液とは?

まつ毛美容液の危険性

まつ毛美容液とは、まつ毛につける美容液、化粧品のことです。
2014年ごろから、ポツポツと商品が出てきたなといった感じでした。
化粧品の展示会でも、最近では、取り扱うメーカーさんも増えてきていました。
いわゆる、まつ毛美容液ブームです。
 
どこが始めたかはわかりませんが、飽和状態にある化粧品市場。
その次のターゲットにと、まつ毛を選んだところがあったのでしょう。
それが意外と受けた!
ということもあり、他の会社さんも、色々と商品を出し、ちょっとしたブームとなった。
そんなところでしょうか。
 
 
 

まつ毛美容液の特徴

まつ毛美容液は、マスカラのような容器とブラシで構成され、まつ毛の生え際などに塗る化粧品です。
まつ毛のツヤ、ハリコシ、潤い、そんなところを、効能として謳っている商品が多数です。
上記は、まだかわいい方です。
中には、まつ毛の育毛や、発毛を謳うものまでありました。
 
ところが、薬機法では、まつ毛に関する上記の文言を謳って良いとは、認められていないのです。
また、薬機法で認められていませんので、当然、医薬部外品のまつ毛美容液は存在しません。
 
にも関わらず、育毛、発毛・・・。
この文言、完全に医薬部外品の効能効果では・・・?
薬機法違反じゃないのかなー?
と思っています。
 
余談ですが、
化粧品は、謳い方や中身に関する申請は行いません。名前だけ申請すれば、販売可能なのです。
一方、医薬部外品は、国の承認なしに、販売できません。
化粧品も承認制にすれば、こんなことには、ならなかったかもしれませんが、全て承認制にすると、国がパンク、新しい化粧品の出る数も激減するでしょう・・・。
化粧品は、メーカー基準、判断によるところが大きいのです。

医薬部外品に関しては、「【化粧品の予備知識】医薬部外品の全成分表示」という記事で、

化粧品に関しては、「【化粧品の基礎知識】化粧品の全成分表示」という記事で書いています。読んでもらえると幸いです。

 

 
 

まつ毛美容液による被害状況

まつ毛美容機の被害

ここに載せるのは、あくまで一例です。
  • 角膜潰瘍を起こし、手術
  • 目の充血
  • まぶたの腫れ
  • 目のかゆみやまつ毛の脱毛
被害状況はかなりひどいですね。
何人使用して、何人に被害が出たか?
正確な数字は不明ですが、被害状況を見ると、問題であることは一目瞭然でしょう。
 
まつ毛美容液を取り扱っているのは、主にインターネット関係が多いようです。
インターネット関連を取り締まるのは、大変なので、なかなか改善が進まず、おかしな商品がたくさん横行していたのでしょう。
 
 
 

原因は?

あひるの考えですが、
  • 配合成分
  • 目の周りの皮膚構造
この2つが大きく関係していると思います。
 
まつ毛美容液の全成分を見てみると、
エタノールや、植物系のエキスが多数配合されています。
 
エタノールは、上手に使えば、使用感を改善したり、清涼感を与えたりと、化粧品には、ある程度必要な成分です。
一方で、肌の弱い方などは、刺激になったりと注意しなければいけない成分でもあります。
 
おそらく、育毛や発毛などを謳うまつ毛美容液は、頭皮用を参考に商品が作られたのだと思います。
頭皮用の育毛剤などは、エタノールが高配合ですが、これはあくまで頭皮用。
皮膚の薄い目の周りに、同じような中身で、使用して良いわけがないのです。
 
目の周りは、皮膚が薄く、経皮吸収効率が高くなる傾向にあります。
当然、アレルギーも注意が必要です。
アレルギーに関しては、「【ママさん、パパさん必見!】アレルギーと化粧品」という記事で書いています。十分注意しておいたほうが良いですね。
また、食べ物を塗る美容方法なんてのもありますが、危険ですよね。食べ物を塗るのが、いかに危険かを説明したのは、「【やっぱり危険よ?】食べ物を肌に塗ること」という記事になります。

 

そんなところに、エタノールや、育毛、発毛を促進させるような成分が塗られるとどうなるか?
炎症が起こるに決まっています。
まつ毛用と謳われていても、その実、頭皮用の中身をもってきただけ、なんて商品もあるのでしょう。
 
まつ毛だけに、ピンポイントで使用できるのであれば、被害が出ることはなかったかもしれませんが、そんなの無理な話です。
垂れたり、流れたりして、目に入る危険は、十分に考えられるのではないでしょうか。
見通しが甘かったのだと、言わざるを得ないでしょう。
 
 
 

最後に

まつ毛美容液が危険、ということが理解してもらえたと思います。
もちろん、まつ毛美容液の全てを否定しているわけではありません。
危ないものがあるよ!というお話です。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 
 
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