あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【英字】成分

 

 

化粧品の成分用語辞典【英字】です。

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α

 

α-グルカンオリゴサッカリド

肌の常在菌バランスを整えてくれる成分。天然のオリゴ糖。肌にとって、有益な菌を増殖させ、好ましくない菌の増殖は抑制させる働きがある。

 

γ

 

γ-ドコサラクトン

ヘアケア系に配合される毛髪補修成分。熱を加えることで、毛髪に結合します。キューティクルのめくれ上がりを改善し、うねり、絡まり、ハリコシがない、などと言った毛髪に対する様々な悩みの改善が期待できます。

 

 

B

 

BG

多価アルコールの一種。保湿成分。

保湿作用以外に、抗菌作用もある。

 

 

D

 

DPG

多価アルコールで、保湿成分。

抗菌作用もある。

若干刺激の懸念があることから、敏感肌コスメには不向き。

敏感肌コスメと謳いつつ、DPGが多く配合されている商品は注意が必要。

 

E

 

EDTA-2Na

キレート剤の一種。石鹸系商品にも配合されており、金属石鹸の形成阻害に役立つ。その他の目的としては、酸化防止、変色防止などの役割がある。

 

L

 

LPG

液化石油ガスで、スプレー製剤に使用されている。

プロパン、ブタン、などの混合ガスである。

 

 

P

 

PCA-Na

角層中に含まれる成分。天然保湿因子(NMF)の一種。アミノ酸系の保湿成分で、ポリヒドロキシカルボン酸ナトリウムの略称。

 

PCE-DP

デクスパンテノールWの一般名。

 

PEG-10ジメチコン

シリコーン系乳化剤。ジメチコンにPEG(ポリエチレングリコール)を付加した成分。

 

PEG-40

PEG(ポリエチレングリコール)が複数結合した成分。保湿剤。

平均分子量は、およそ2,000。固形成分。

PEG-〇〇の〇〇の部分が12以下は、刺激になる可能性があるので、肌が弱い方は注意が必要。

 

PEG-60水添ヒマシ油

ノニオン性界面活性剤の一種。可溶化剤としてよく使用されている。

 

(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー

形状記憶ポリマー。世に出ている商品で、形状記憶ジェルとか、形状記憶クリームと謳っているものの殆どは、この成分を使用して作られている。

形状記憶の要の成分でもある。 

 

PEG/PPG/ポリブチレングリコ-ル-8/5/3グリセリン

両親媒性成分。浸透促進剤として、ブースター美容液によく使用される。

 

PG

多価アルコールの一種。保湿成分。

保湿以外に、抗菌作用もある。

昨今、刺激性の懸念があり、あまり使用されることがなくなってきた成分。

国内メーカーは避ける傾向にあるが、海外メーカーはそうでもない。

 

PPG-24グリセレス-24

グリセリンに酸化エチレン(PEG)、酸化プロピレン(PPG)をくっつけた成分。グリセリン誘導体であり、保湿成分。

 

 

T

 

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(BMDBM)

紫外線吸収剤。油溶性成分。UV-A吸収剤。

様々な日焼け止め成分に配合されている。

光安定性はやや悪い。金属結合により、着色する性質があるが、キレート剤を配合することで改善する。

ポリシリコーン誘導体や、オクトクレリン(OCR)を併用することで光安定性が向上する。

 

 

 

 

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