どうも、あひるです。
今回は、今年発売したばかりの「ランコム ジェニフィック アドバンスト N」という美容液について、書いていこうと思います。
以前より販売されていた美容液のリニューアルバージョンです。
と言っても、成分的には、ほぼ変わりなし・・・。
- さらっとした使用感でありながら、保湿力は◎
- ブースター美容液としての側面もある
- 肌の常在菌バランスを整える成分も配合
ランコム ジェニフィックとは?
ランコムとは?
ランコムは、海外メーカーの一つですね。聞いたことない人はいないくらい有名かと思います。
「女性一人ひとりの美を昇華させるために」というコンセプトを掲げ、全世界で販売、多くの女性を魅了しているブランドです。
そのランコムコスメの一つに、「ジェニフィック」というブランドがあるんです。
ジェニフィックとは?
ジェニフィックは、発酵美容、美肌菌に着目したシリーズ、ブランドになります。
美肌菌とは、皮膚常在菌のことを指します。
皮膚常在菌の中には、肌に良いとされる菌、肌に悪いとされる菌、どっちつかずな菌がいます。専門的には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と言っています。
美肌菌とは、その中の善玉菌のことを言うのでしょう。
お肌に存在する、美肌菌のバランス、勢力が崩れてしまうと、肌荒れなどを引き起こすとされ、昨今、美肌菌を謳った化粧品が複数出ているという状況になります。
厳密には、善玉菌だけが増えても意味はなく、それぞれの菌がバランス良く存在するのが、一番良いとされています。そのバランスを「肌フローラ」と呼びますが、その肌フローラを整えてくれるのが、ジェニフィックというブランドなのです。
ちなみに、アトピー性皮膚炎の方は、皮膚常在菌の黄色ブドウ球菌の存在数が多いことが知られています。
ランコム ジェニフィック アドバンスト N 使用感と成分分析
出典:https://www.lancome.jp/skincare/by-range/genifique/genifique-advanced-n
ランコム ジェニフィック アドバンスト Nの使用感
若干とろみのある液体で、これまた若干白濁している状態です。
上手に白濁させていますよね。これが透明だったら、ちょっと安っぽく見えますし、白濁しすぎるのも安っぽく見えますし、上手に、微妙な感じで白濁させています。白濁させるとこで、高級感が演出されちゃうのは、何とも不思議なところ。勝手に「良さそう!」とイメージさせられてしまいますよね。そういう方、多いと思います。
ですが、白濁美容液=良い美容液
必ずしも、そういうわけではないので、ご注意を(笑)
ちなみに、某スポドリもわざと白濁させているとか・・・。
美容液で白濁してると、良さそう!
— あひる@化粧品開発者 (@ahiru_nonnbiri) 2019年11月9日
的なイメージを持たれる方がいます。
濁っている理由は色々で、
濁っている=良い
必ずしも正解じゃない😌
余談ですが、某スポドリは、わざと白濁させてるんだとか。
その方が、体に良さそう、効きそう、だかららしい。
人の心理は意外と単純😇#化粧品あれこれ
伸びは良好で、保湿力も十分です。
ただ、冬場とかですと、美容液だけってのは、ちょっと無理があるかもですね。
あと、顔に塗った後、顔を手で覆い、匂いを嗅ぐと、ものすごく若干、アルコールに匂いがしますね。普通に使用する分には、特に気にならない程度ですが、気にして嗅ぐと若干わかるかな?って感じです。あまり、香料の匂いを感じなかったですね。
また、本商品は、スポイトタイプです。スポイトタイプで注意してくのは、スポイトの先端を手につけないようにすることですね。ご存知かと思いますが、手は雑菌だらけです。
スポイトが手につく→雑菌がスポイトにつく→美容液の中に雑菌が入っちゃう
ということになります。
防腐剤などで、雑菌に対する防御はしていますが、無意味に雑菌を、美容液に混入させる必要は全くないですからね。
一応気をつけておきましょう!
ランコムの容器がすごいのは、キャップを閉じた状態だと、スポイトの押す部分は閉じていますが、キャップを回していくと、勝手に、自動的にスポイトの押す部分が、せり上がってくるところです。すごいですよね。容器メーカーの工夫、ランコムのこだわりが伺えますね。
ランコム ジェニフィック アドバンスト Nの成分分析
水、BG、ビフィズス菌培養溶解質、変性アルコール、グリセリン、ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸、アスコルビルグルコシド、乳酸桿菌、トコフェロール、安息香酸Na、フェノキシエタノール、アデノシン、酵母エキス、PEG-8、PPG-3ミリスチル、ポリムニアソンチホリア根汁、マルトデキストリン、サリチロイルフィトスフィンゴシン、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、リモネン、マンノース、ペンチレングリコール、リナロール、α-グルカンオリゴサッカリド、カプリリルグリコール、カルボマー、メチルグルセス-20、水酸化K、シトロネロール、香料
BGは、多価アルコールで保湿剤。
ビフィズス菌培養溶解質は、ビフィズス菌由来の成分です。当たり前ですが、生きたビフィズス菌というわけではありません。幹細胞培養液に似てる感じですかね。結構お高い成分ですが、3番目ですか。いやはやすごいですね。それなりの量が配合されています。DNA損傷の修復促進、UVによる皮膚ダメージの緩和などの作用があります。
変性アルコールは、酒税対策のため、苦味、匂いを加えたアルコール(エタノール)のことでしたね。
グリセリンは、多価アルコールで保湿剤です。しっとりした感触を付与できます。
ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシランは、シリコーン成分です。PEG(ポリエチレングリコール)を付加し、水溶性にしたシリコーン。べたつきのない保湿感を与えてくれる成分で、ジェニフィック アドバンストの使用感の一部を演出している成分ですね。
PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリンは、両親媒性成分です。俗に言う、浸透促進成分です。
ここまでが1%を超える成分かと思います。
あとは、美肌菌を意識した商品だけあって、発酵系の成分が配合されていますね。
乳酸桿菌、酵母エキス、α-グルカンオリゴサッカリド。個人的には、α-グルカンオリゴサッカリドが良いですね。肌の常在菌のバランスを良い方向に整えてくれる成分で、大変重宝しています。HANAオーガニックにも採用されている成分でしたよね。
勘違いしてほしくないのですが、α-グルカンオリゴサッカリドが配合されているからと言って、化粧品の中身に菌が生えやすくなるとか、そんなことはありません。これは実験で証明されていますので、そこら辺ご心配なく(笑)
酵母エキスも肌のオートファジー機能を活性化する成分です。
オートファジーとは、自食作用のこと。自分で自分を食すってことになりますが、まぁ、そんなもんです。不要な成分やタンパク質などを自分の細胞が食べて、分解、再度エネルギーとして活用しよう!っていうECO?なシステムのことです。2016年にノーベル賞を受賞した、大隅先生の研究がまさに、オートファジーでしたよね。
若干のとろみは、カルボマーによるものです。増粘剤で、ありとあらゆるコスメに配合されているかなりメジャーな成分。
全体的には、良いですよね。変性アルコールが邪魔な気がしますが・・・。
美容液という位置づけですが、導入液、ブースターとしても使用できるかと思います。
ランコム ジェニフィック アドバンスト Nのフリー項目
- パラベン
- 鉱物油
ランコム ジェニフィック アドバンスト Nの評価
- 公式HP:4.7/5.0 398件
- アットコスメ:5.6/7.0 6498件
- LIPS:4.8/5.0 775件
※上記評価は、2021年1月のものです。
- 肌トーンが上がった
- 浸透感がよく、べたつきなし
- 保湿力も十分ある
- 悪い評価が見当たらない・・・
結構な人が評価されてますが、悪い評価がほぼ皆無でしたね。確かに使用感はすごく良いです(笑)
コスメデコルテのモイスチュアリポソームの使用感に似てる感じがしましたね。
割とお高い商品ですが、お値段に見合った評価かもしれませんね。
どんな人にオススメ?
- 導入美容液、ブースター美容液をお探しの方
- 肌フローラ(肌の常在菌バランス)を整えたい方
良品かなと思います。使い心地は申し分なかったですし。ただ、変性アルコールや香料なども配合されていますので、肌が弱い方などは、少し注意してお試しください。
最後に
ランコム ジェニフィック アドバンストNについて、解説してみました。
海外コスメ、あんまり好きじゃないんですが、ジェニフィック アドバンストNは、結構好きですね(笑)
今お使いのスキンケアラインに一本加えるだけの使い方でも全然良いと思います。わざわざライン一式をジェニフィックに統一する必要は全くありませんので。
他にも、美容液に関する記事を書いています。よければ、化粧品選びの参考にしてください。
また、個人的なオススメランキングを作っています。良ければ、コチラもご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。