あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【新たな除菌アイテム】ママベビー 除菌ミストスプレーについて調べてみた

スポンサーリンク

宜しければ、読者登録、お願いしますm(_ _)m

  当サイトの記事には、広告・プロモーションが含まれます

 

 

どうも、あひるです。

最近発見した、ママベビーの除菌ミストスプレー。

謳い文句がものすごく気になったんですよね。

今回は、その当たり、色々と調べてみました。

 

 

 

 

除菌ミストスプレーのポイント!
  • 新しいカタチの除菌ミストスプレー
  • 各種試験において、殺菌効果立証済み
  • 各種試験において、肌への安全証明済み

 

 

ママベビーとは?

ママベビー(Mamma Baby)は、イタリア生まれの製薬会社だそうです。

会社設立は、1944年とかなり昔。もう70年も存続している会社になります。

商品ラインナップは、子供向けの商品(シャンプーやボディソープ)などがほとんどですね。個人的に、かなり気になりますね。また折を見て、購入したいと思います。

さて、製薬会社から作られた「ママベビー」。今回はその除菌ミストについて、見ていきたいと思います。

 

 

 

ママベビー 除菌ミストスプレーの謳い文句といろいろ

ママベビー 除菌ミストスプレー

出典:http://mammababy.jp/product/sanitizing-mist-spray/

 

たまたま見つけた「ママベビー」シリーズ。

除菌ミストの内容があまりにも、コロナ禍の対策として、ピッタリなので、色々と調べてみました。

ママベビーの公式HPには、色々と興味深いことが記載されていました。一つずつ、見ていきたいと思います。

 

pH 12.4に除菌力はあるのか?

pHの範囲は、0〜14です。中学の理科で習ったかと思います。

pHの低いものを強酸、高いものを強アルカリ、と言いましたよね。

pH12.4は、強アルカリに分類されます。

強酸、強アルカリ環境下では、大抵の生物、ウイルスは生存不可です。まれに生き残るやつもいるにはいますが、大抵死んでしまいます。

なぜ、死んでしまうかと言うと、

ウイルスや菌、様々な生物を構成するタンパク質が変性、壊れてしまうからです。タンパク質は強酸、強アルカリに弱いんですよね。

また、文献にも実験のデータが記載されており、大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌といった、一般細菌と、インフルエンザウイルスで試験が行われ、いずれも一定濃度、ものの数分で、死滅する結果が得られています。

公式HPにも、第三者機関へ持ち込んで、試験をし、除菌効果が立証されているとしています。

ママベビー 除菌ミストスプレーによる各金種、ウイルス種への効果

出典:http://mammababy.jp/product/sanitizing-mist-spray/

様々な菌、ウイルスに有効なミストということになるかと思います。

 

100%天然は本当?

100%天然由来成分とあります。

化粧品ですと、天然由来成分100%と聞くと、嘘くさいし、商品よっては、天然100%ではないのに、100%としている商品もあります。

ママベビーのミストはどうなんでしょうか。

内容成分を確認すると、水と、水酸化カルシウムです。

水は当然、天然成分です。

水酸化カルシウムは、HSSP由来のもの。HSSPは、ホタテ貝殻焼成粉末(heated scallop-shell powder)の略称です。

ホタテ貝なので、当然天然由来成分ですね。

つまり、100%天然由来成分ということになります。

ただし、ここで勘違いしてほしくないのですが、天然100%でも、合成100%でも、肌への優しさを示すものでは、全くありません。

天然100%=肌に良い、優しい!

は間違いです。当ブログでも、何度も繰り返し、申し上げていることかと思います。

 

ただ、ママベビーのミストに関しては、がっつり試験をされているみたいですね。

ママベビー 除菌ミストスプレーの各種刺激性試験

出典:http://mammababy.jp/product/sanitizing-mist-spray/

 

化粧品の場合、ここまではしないので、すごいことです。

100%安心、安全などとは言えませんが、(言っちゃいけないんですよね・・・)安心度、安全度は高いと思われます。

 

肌に触れた瞬間に中性に戻る??

公式HPには、

本製品は、食品に用いられる100%天然由来成分のみからできており、肌に触れた瞬間に中性に戻るため刺激の心配はありません。

 との記載がありました。

ここが一番、引っかかったところです。

pH12.4の強アルカリ性の液体が、肌に触れた瞬間、中性に戻る??

そんなことって、あるのだろうか?

すごく、すごく、嘘くさく感じました(笑)

そこで、簡単な実験を行ってみました。

pH試験紙って覚えておりますでしょうか?pHを簡易で測定できる、「紙」になります。

pHによって、紙の色が変化するやつでしたよね?これを用いて、簡易にpHを測ってみました。

まずは、ママベビーのミストを、pH試験紙に垂らすと・・・

左:使用前pH試験紙 右:使用後pH試験紙

すごい!!pH試験紙が真っ青です。

ママベビーのミストが、強アルカリであることを示しています。

正直、こんな強アルカリを手に付けたくはないのですが・・・。仕方ないですね。

では、今度は、手にママベビーのミストを塗り拡げてところに、pH試験紙を乗せてみました。

左:ママベビー塗布後 右:ママベビー塗布後にpH試験紙を塗布

あれ?

pH試験紙、黄色、元のままですね。

ということは、本当に、肌に触れた後に、中性へと変化しているみたいです。

すごいですね。

一応、この後、何度か試したのですが、pH試験紙は変化せず、中性を示し続ける結果となりました。

ちなみに、この使用済み試験紙を机に置いて、ママベビーのミストを垂らすと・・・

使用済みpH試験紙にママベビーのミストを垂らしてみた

再び真っ青になりました。

やはり、肌に乗せたことで、pHが変化しているということになります。

面白いですね。

強アルカリであれば、皮膚、肌に対して、かなりの刺激を伴うものですが、皮膚上ですばやく中性へと変化することで、肌への刺激がなくなるみたいです。

ですので、公式HPにも書かれていましたが、「各種試験で問題なし」となっているみたいですね。

ちなみに、私自身も、一週間くらい毎日、何かあるごとに、ママベビーのミストを手に使用しましたが、荒れたり、史劇を感じたり、不快に感じたことは一度もなかったです。

いやー、面白いし、すごいですね。

一般的な除菌系アイテムですと、

  • アルコール系商品
  • 塩素系商品

などが挙げられるかと思います。

一番身近は、アルコール系ですよね。気軽に使用できますしからね。

ただ、それら商品は、肌荒れがあれるといった側面もあります。

使いたいけど、アルコール系商品が無理!

って方、結構おられるのではないでしょうか。

そんな方には、ママベビーのミストは、ベター、ベストなアイテムかも知れませんね。

 

なぜ、中性へと変化するのか?そのメカニズムは?

気になるポイントかと思います。

強アルカリが、中性に変化するなんて・・・。

推測の域を出ないのですが、肌の上で、中和されているのだと思います。

お肌は弱酸性ですからね。

これくらいしか考えられないんですよね。

 

では、強アルカリであれば、除菌の効果があるのか?

強アルカリ=除菌効果、だいたいあります。

タンパク質が変性してしまいますから。

ただ、HSSPは、強アルカリだけでなく、活性酸素種(ROS)の関与も示唆されています。活性酸素種は、人の身体のシグナル伝達として働く一方、体内に侵入してきた菌やウイルスと戦ってくれる白血球(正確には、その中の好中球)が、菌やウイルスを倒すために出す成分でもあります。

この活性酸素種故に、ただの強アルカリ成分より、殺菌効果が高いのでは?と推測されています。

ホタテの貝殻、侮りがたし!

ですね。

 

以上のことより、

ママベビー 除菌ミストスプレーは、かなり有効な除菌アイテムになるのではと思っています。

既に、全国の保育園、幼稚園、小児科などに、配布されているそうです。まだなところも、たくさんあるかと思いますが。

 

 

 

どんな人にオススメ?

  • アルコール系除菌アイテムが苦手な方
  • 子供、赤ちゃんでも使用できる除菌アイテムをお探しの方

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ママベビー 除菌スプレーセット for HOME
価格:3586円(税込、送料無料) (2020/10/7時点)

楽天で購入
 

 

 

 

最後に

ママベビー 除菌ミストスプレーについて、書いてみました。

新しい除菌アイテムとして、かなり役に立つのではと考えています。アルコールが苦手って方でも使用できると思いますしね。

 

子供向け用コスメについて、色々と書いています。化粧品選びの参考になれば、幸いです。

 

また、個人的なランキングページも作成しています。良ければ、参考程度に御覧ください。

個人的ランキングページ

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

ホームへ戻る