はじめまして、あひるです。
普段、化粧品会社で、化粧品を開発しています。
ブログを立ち上げ、化粧品に関する、様々なものを発信していこうと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
初投稿は、私の娘が普段、愛用させてもらっている、ナチュラルサイエンスさんが出されている「ヘアシャンプー」について、書いていこうと思います。
ナチュラルサイエンスとは
皆さん、ナチュラルサイエンスという会社をご存知でしょうか。
子育てされた方は、よくご存知の会社名かもしれません。
乳幼児や子供向けに化粧品を作られている会社さんです。
産婦人科などで、サンプルをいただけたりしますよね。
皮膚科の専門医とも協力して、乳幼児にとって、低刺激のスキンケア化粧品を展開されています。
余談ですが、日本皮膚科学会にブースを出していたりもします。
ママ&キッズ ベビーヘアシャンプー 使用感と成分分析
ベビーヘアシャンプーの使用感

乳幼児や子ども向けのヘアシャンプー。
それについて、成分的な面も踏まえつつ、紹介していこうと思います。
冒頭でもかきましたが、私の娘(1歳半)も愛用者の一人です。
生まれたときから、こちらのシャンプーを使わせてもらっています。
今のところ、肌トラブルは一切ありません。
※だからといって、全ての人に、肌トラブルがないわけではありません。
もちろん、詰め替え用もあります。
容器は不透明白色のポンプフォーマータイプ。
ワンプッシュの泡だけで、十分洗えます。
ポンプフォーマー=泡立ちが悪いみたいなイメージをお持ちの方もいるかも知れませんが、このシャンプーはそんなことはありません。
後からでも、モコモコと泡立つんです。
また、容器が不透明だと、中身の残量がわからない!!
と思われる方もいるかも知れませんが、問題ありません。
容器の側面の一部が半透明となっており、簡単に残量がわかるようになっているんです。
便利ですよね?
残量確認が容易ですから、
あれ?ないぞ??
みたいなことにはなりにくいですね。
では、全成分を見ていきましょう。
ベビーヘアシャンプーの全成分
ヘアシャンプー
水、グリセリン、BG、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココアンホ酢酸Na、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、キシリトール、トレハロース、ベタイン、ソルビトール、PCA-Na、イソステアリン酸コレステリル、コレステロール、オリーブ油、セラミド2、水添レシチン、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ポリクオタニウム-51、ポリグリセリル-4ラウリルエーテル、ポリクオタニウム-10、フェノキシエタノール
全成分より、
- シリコーンフリー
- 硫酸系界面活性剤フリー
- 無香料
- 無着色
- エタノールフリー
- パラベンフリー
- 鉱物油フリー
- 旧表示指定成分フリー
旧表示指定成分がわからない方は、「【化粧品の予備知識】化粧品の全成分表示」という記事で書いています。
8つのフリーが読み取れます。
昨今、市場から嫌われている成分は、きちんと排除されています。
市場から嫌われている成分だからといって、お肌に害のある成分ではないので、その点、間違えないようにしてくださいね。
洗浄成分の主成分は、
- ココイルグルタミン酸TEA
- ラウロイルアスパラギン酸Na
- ココアンホ酢酸Na
の3つです。
ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルアスパラギン酸Naは、アニオン界面活性剤。
さらにこの2つの成分は、
アミノ酸系活性剤に分類され、低刺激、マイルドな洗浄がウリの成分です。
アニオンやアミノ酸系活性剤については、「【化粧品の基礎知識】アニオン性界面活性剤 特徴と役割」という記事で書いています。良ければ読んでみてください。
ココアンホ酢酸Naは、両性界面活性剤となります。
両性界面活性剤も、低刺激の洗浄剤で、よく色んなベビー系シャンプーなどに使用されています。
洗浄成分からは、低刺激、マイルドな洗浄能力、肌の弱いお子さんにも使用できるよう配慮が伺えます。
このシャンプーはもちろん、それだけではありません。
グリセリンを多く配合しており、さらに低刺激性を向上させています。
グリセリンは、多価アルコールの一種で、保湿作用があります。
さらに、多価アルコールの中では、低刺激性に優れており、敏感肌や肌の弱い方には、大変ありがたい保湿剤です。
多価アルコールについては、「【化粧品の基礎知識】多価アルコールの特徴と役割」という記事で書いています。
洗浄能力のみならず、保湿にも気を使っている商品です。
これ以外にも、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、キシリトール、トレハロース、ベタイン、ソルビトール、PCA-Naと多くの保湿成分が配合されています。
また、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、トレオニン、プロリン、は、アミノ酸です。お肌にも存在しており、天然保湿因子(NMF)などと呼ばれ、肌の保湿に重要な役割を果たしています。
赤ちゃんの肌に関しては、「【赤ちゃん肌の基礎知識】赤ちゃんの皮膚構造、大人との違い」という記事で書かせてもらっています。
リポソームやナノカプセルなどと呼ばれているやつです。リポソームやナノカプセルについては、「【リポソームの先駆者】モイスチュアリポソーム(コスメデコルテ)」という記事で書いています。
洗浄しても、肌が乾燥しないように、複数の保湿成分やそれに近しい成分を組み合わせ、多面的、多角的に配慮がなされています。
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ポリクオタニウム-51、ポリクオタニウム-10は、カチオン性ポリマーと呼ばれる成分です。
髪は洗浄剤で洗うと、マイナスに帯電してしまいます。
(洗浄成分がマイナスなので)
ですので、プラスに帯電している、カチオン性ポリマーで、マイナスをなくしてあげる必要があります。
このカチオン性ポリマーがないと、洗髪後、髪がギシギシし、摩擦によるダメージを受け、余計にダメージ毛が進行してしまいます。
髪のギシギシを改善し、指通り、櫛通りをよくするためには、必要な成分です。
ママ&キッズ ベビーヘアシャンプーの評価
- アットコスメ:5.8/7.0 48件
- LIPS:5.0/5.0 1件
※2020年2月2日時点での評価です。
評価数、少ないですね。かなりの良品かと思っているのですが・・・。皆さん、何を使っているのだろうか。何を使っているのか、教えてほしいなぁ。
良い評価
- 泡切れ良好
- 泡立ち良好
- きしみ感一切なし
- 産婦人科での勧め
悪い評価
- 赤いポツポツができた
評価数が少ないので、何とも言えないところではありますが。7点中5.8点は良い方だと思います。赤いポツポツに関しては、やはり合う合わないがどんな商品にもあることなので、仕方ない部分ではありますね。
どんな人にオススメなのか?
もうおわかりですよね?
- 乳幼児や子どもなど、お肌がきちんと出来上がっていない方
- お肌の弱い大人の方
これから生まれてくる赤ちゃんに、何を使おうかお悩みの方、是非使ってみてはいかがでしょうか。
最後に
ここで、今回の記事のポイントをおさらいしましょう!!
今回のポイント!
- 低刺激を実現したシャンプー(主に、乳幼児、子ども用)
- 洗浄することだけでなく、保湿にも配慮
- ポンプフォーマータイプなので、泡立てる必要なし
上記ポイントは、
赤ちゃんやお子さんへ使用する上で、当然と言えば、それまでなのですが、意外とそこまで配慮されていない商品もあるわけで・・・。
その点、このナチュラルサイエンスさんの「ベビーヘアシャンプー」は、きちんと考え抜かれた成分となっており、関心させられます。
これからも愛用していきたいと思っています。
赤ちゃん用、子供向け商品については、他にも書いています。良ければ読んでみてください。
「【ナチュラルサイエンス】ママ&キッズ ベビー全身シャンプー フレイチェ 使用感と成分分析」
「【ナチュラルサイエンス】ママ&キッズ ベビーミルキーローション 使用感と成分分析」
「【ナチュラルサイエンス】ママ&キッズ UV ライトベール 使用感と成分分析」
「【コスメコンシェルジュ考案?】ぬくもり泡シャンプー(Nukumori)」
「【ナチュラルサイエンス】ママ&キッズ オリゴモイストシャンプー 使用感と成分分析」
「【ナチュラルサイエンス】ママ&キッズ オリゴトリートメントミルク 使用感と成分分析」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。