どうも、あひるです。
今回は、FASという新しく生まれたブランドから発売されている、ブラックエッセンスについて、書いていこうと思います。
- 発酵エイジングケアという新発想のコスメブランド
- 水の代わりに発酵液を用いたスキンケア
- 肌馴染みはよく、癒やされる香り
FASとは?
FASは、ファスと呼びます。まだまだな知名度かと思いますが、それもそのはず。2023年10月に旗揚げされた、新進気鋭のコスメブランドだからです。生まれてから、市場に出てから、一ヶ月程度しか経っていないブランドになります。
FASは、Fermentation and Scienceの略称です。発酵と科学です。
発酵エイジングケアブランドという位置づけで、スタートされています。
その由来の通り、京丹後の黒米を、酵母菌で発酵させた発酵液を用いて、コスメを展開されています。
発酵にたどり着いたきっかけは、SNSなどによる偏食、偏った成分のみを選ぶ、選ぼうとするスキンケアです。偏った成分のみを選ぶのではなく、多種多様な美容成分をとって欲しいという願いから、発酵に至り、発酵過程で生まれる、アミノ酸やペプチド、ビタミンなど、様々な成分をお肌に届けたいという想い、願いが、FASというブランドには、込められているそうです。
ちなみに、FASを販売されているのは、株式会社シロク。
シロクは、N organicを販売する会社さんでもあります。
実は、シロクには、化粧品を製造するチカラはなく、化粧品を製造できる会社さんに、お任せしているというのが、実情です。パッケージを見れば書いてありますので、購入された方は、見てみてください。これがいわゆるOEMというやつですね。
さて、そんな発酵エイジングケアブランド FASのブラックエッセンスについて、色々と書いていきたいと思います。
FAS ザ ブラック エッセンス 使用感と成分分析
出典:https://fas-jp.com/products/Tlpa4HQoksiSp10G
FAS ザ ブラック エッセンスの使用感
無色透明の液体です。エッセンスと名付けられていますが、とろみなどはなく、化粧水とほぼ同じかと思います。
肌馴染みはよく、スッと肌に馴染む、染み込んでくる感触です。化粧水ですので、そこまでの保湿は当然、期待できるわけではありませんが、塗り拡げた直後は、しっとり潤いのある素肌となり、このあとに塗るであろう、乳液やクリームの馴染みをサポートしてくれるのではないかなと思います。
香りは、ハーバルシトラス系だそうで、柚子、檜がほんのり香る、良い匂いだなと感じています。
FAS ザ ブラック エッセンスの成分分析
サッカロミセス/コメ発酵液、プロパンジオール、PEG/PPG/ポリブチレングリコール−8/5/3グリセリン、乳酸桿菌/コメ発酵物、グリセリルグルコシド、グリチルリチン酸2K、水、グリセリン、エチルヘキシルグリセリン、ジラウラミドグルタミドリシンNa、クエン酸、クエン酸Na、アルギニン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、マルチトール、ペンチレングリコール、フェノキシエタノール、香料
サッカロミセス/コメ発酵液は、その名の通り、発酵液です。サッカロミセスに属する酵母菌に、お米を発酵させて得られた液のことです。発酵させることで、何が良いの?ってお話になると思いますが、発酵させることで、アミノ酸などの成分を豊富に含むことが知られています。アミノ酸はご存知の通り、天然保湿因子(NMF)の一種で、保湿に深く関与します。ただの水よりは、当然、アミノ酸などが豊富に含まれている発酵液の方が、良いに決まっています。化粧品に含まれる水を全て、発酵液にすれば良いじゃん!と思われるかもしれませんが、それはそれで問題があり、当然、コストが上がります。化粧品の単価がお高くなってしまうので、全部が全部ってわけにはいかないのが現状ですね。
ここで発酵されているのは、京都の古代米「黒米」だそうです。しかも、FASオリジナルの発酵液なようで、結構なコストをお掛けになられたんだな〜という印象です。
プロパンジオールは、多価アルコールで保湿成分です。
PEG/PPG/ポリブチレングリコール・・・は、両親媒性成分。水にも、油にも溶けるって成分です。よく見かける成分ではないでしょうか。別名、浸透促進成分などと呼ばれており、肌に良い成分の浸透を助ける、ブーストする作用がある成分です。
ここまでが、1%を超える成分かと思います。
次の乳酸桿菌/コメ発酵物は、1%を超えることはないですね。超えちゃうと濁る、乳化する感じなので、それはないなと思っています。
ジラウラミドグルタミドリシンNaと、ラウリン酸ポリグリセリン-10は、界面活性剤です。化粧水、透明系のものに、わざわざ活性剤が配合されている理由は、可溶化のためです。全成分の最後に、香料が記載されています。香料は、油、オイルの一種で、水とは、それだけでは混じり合いませんので、仲立ちをする役割、活性剤が必要になるのです。
あと、発酵させると、エタノール(アルコール)が分泌されるのでは?と考えられる方もおられることでしょう。ですが、菌の種類によって、エタノールが含まれるか、含まれないかが別れます。今回の酵母菌は、どうやらアルコールを分泌しないタイプの菌みたいです。ですので、アルコールに弱いって方でも、問題なく使用できるかと思います。
FAS ザ ブラック エッセンスのフリー項目
- エタノール
- シリコーン
- 鉱物油
- パラベン
- 着色料
FAS ザ ブラック エッセンスの評価
- アットコスメ:5.7/7.0 111件
- LIPS:4.3/5.0 56件
※上記評価は、2023年11月のものです。
- 重ねつけすると、もっちり潤い、保湿力は、高い方
- 発酵系なので、匂いが独特かと思いきや、すごくリラックスできる良い香り
- 肌にぐんぐん浸透するチカラが気に入った
- 特に見当たらない
どんな人にオススメ?
- 水の代わりに、発酵液を用いたコスメに興味のある方
- エイジングケアコスメをお探しの方
最後に
新しく誕生したFASのブラックエッセンスについて、解説してみました。水の代わりに、発酵液をふんだんに配合した化粧水となります。水じゃないってだけで、脳内で「良いんだろうな〜」って変換されてしまいます笑。実際、きっちり保湿、使用感の良いアイテムですので、まだ使ったことがないよって方は、一度お試しされても良いのかなと思っています。
他にも、化粧水について、色々記事にしています。化粧品選びの一助になれば幸いです。
また、個人的なランキングページも作成していますので、参考程度にどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。