あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【ピテラってなに?】フェイシャルトリートメントエッセンス(SK-II) 使用感と成分分析

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どうも、あひるです。
今回ご紹介する商品は、
「SK-II フェイシャルトリートメントエッセンス」
綾瀬はるかさん、有村架純さんがCMに出てたりしています。
有名中の有名商品ですね。
その中身は、使用感は、実際どうなのでしょうか?
 
フェイシャルトリートメントエッセンスのポイント!
  • ピテラの主成分は水、その他微量で保湿成分
  • 肌荒れに大きく貢献
  • 匂いが若干ネック

 

 

ピテラってそもそもなに?

SK-IIのピテラってなに?

ピテラとは、SK-IIが独自開発した成分だそうです。
TM(トレードマーク)がついてますので、商標も取られています。
公式ホームページによると、

特別な酵母の発酵過程で生み出され、肌の中に本来存在する天然保湿因子(NMF)のいくつかを含みます。また、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類など50種類を超える有用成分を含み、肌本来の働きを整えます。

だそうです。
良いことばかり書かれています。
まぁ、当たり前ですよね。自社商品を貶めるような記載があるわけないですから(笑)
 
特別な酵母と書かれてありますが、ガラクトミセスという酵母です。
学術的には、Galactomyces candidusです。
ガラクトミセスという酵母を牛乳で培養し、発酵させたものが、
ガラクトミセス培養液=ピテラ
と呼ばれるものになります。
色々調べると、間違いがあったので、訂正します。
厳密に言うと、カシワヤマ株(柏山眞慧が研究していたので、そう呼びます。また、真慧は、しんねと読みます)と言う菌株、菌株が存在し、それで発酵を行ったものが、「ピテラ」です。牛乳で培養発酵は大嘘ですね・・・。すみません。ただ、発酵の過程で、牛乳由来成分である、スキムミルクという菌の栄養分を使用し、発酵させています。ギュウニュウというのは、ここからきているものと推察します。
また、ピテラを用いて、試験をしていたので、載せておきます。試験を行った論文は、こちら
肌荒れ、小ジワの治療試験
25〜30歳:150名
31〜35歳:218名
36〜40歳:248名
41〜45歳:172名
46歳以上:174名、合計962名で試験をしたところ、
肌荒れが一回の試験で改善されたものが、89%もいたそうです。
結構すごいですね。
つまり、肌荒れからくる、小ジワの改善にも役立つとい結果が得られています。
 
 
 

発酵とは?

発酵培養液とは?

発酵ってよく聞く言葉ですよね。
発酵と聞いて連想するのは、納豆、チーズでしょうか。
納豆も、チーズも発酵製品です。
その他にお酒、これも発酵製品です。
発酵とは、微生物(ここでは酵母)が、栄養を摂取し、別の成分を生み出すことを言います。
酵母は、ブドウ糖などの栄養源を摂取、代わりに、アルコールやアミノ酸などを排出します。
ガラクトミセス培養液は、ガラクトミセス(酵母)を発酵培養させ、アミノ酸やタンパク質などを生み出した成分です。
なんか、ヒト幹細胞培養液や植物幹細胞培養液に似てますね。 
幹細胞に関することは、「【効果はいかほど?】ヒト幹細胞培養液」という記事で書いています。読んでもらえれば幸いです。
 
 
 

ガラクトミセス培養液にエタノールは含まれているのか?

ここで気になるのが、エタノールです。
先程も書きましたが、発酵すると、エタノールが出てきます。
では、ガラクトミセス培養液(ピテラ)にも、エタノールが含まれているのでしょうか?
正直なところ、わからないです。
なぜか?
ガラクトミセス培養液について、公開情報がないからです。
ですが、別のサッカロミセス培養液というものがあります。
これは、サッカロミセスという酵母を用いて作られる培養液です。
こちらには、エタノールは含まれていません。
これは製造メーカーに確認を取りました。
なんでも、エタノールを排出しない菌株を使用しているのだとか。
すごいなーと感心です。
 
では、ガラクトミセス培養液はどうでしょうか?
エタノールを含んでいるかどうかはわかりません。
しかし、嫌われているエタノールをわざわざ含むようにするでしょうか?
大手の会社が、そんな愚行を?
あまり考えられないな、と思います。
また、仮にエタノールが入っていたとしても、そこまで多くはないと思います。
使用感的にそんな感じはありませんので。
とある論文を見つけました。ピテラの製造方法の特許ですね。この論文によると、エタノールの記載がないことから、エタノールは、含まれていないと思います。
ちなみに、主成分は、水です。98.7%が水でした。その他、微量でアミノ酸やタンパク質が配合されています。ですが、微量でありながら、肌荒れに対して、かなりの効果を発揮することが、証明されていますので、良い成分であることは、間違いないかと思います。
 
 
 

SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンス 使用感と成分分析

SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンス

引用元:https://www.rakuten.ne.jp/gold/sk-ii/

 

SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンスの使用感
使用感は肌なじみが良く、シャバシャバな液体。たくさん使用したくなるテクスチャーです。
これだけで保湿するのは、やや物足りないかもしれません。ですが、肌荒れに対しては、かなり有効に働きますので、嬉しい限りです。
匂いは独特ですね。申し訳ないですが、私はあまりすきになれない・・・。ただ、匂いの感じ方は、千差万別、十人十色。普通に売れていますから、人によっては、良い匂いと感じる人もいます。
 
SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンスの成分分析
トリートメントエッセンスの全成分

ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)、BG、ペンチレングリコール、水、安息香酸Na、メチルパラベン、ソルビン酸

ものすごくシンプルですね。ここまでシンプルな商品もそう多くはないと思います。
BGペンチレングリコールは、多価アルコールで保湿剤です。
多価アルコールについては、「【化粧品の基礎知識】多価アルコールの特徴と役割」という記事で書いています。
水が4番目です。
ここが1%以上でしょうか。
水の配合量がかなり少ない製品です。
その代わり、ガラクトミセス培養液がふんだんに配合されています。
公式ホームページによると、90%以上だそうです。
安息香酸Na、メチルパラベン、ソルビン酸は防腐剤です。
一般のコスメだと、〇〇エキスなどを配合して謳い文句にしたりしていますが、SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンスは、ガラクトミセス培養液(ピテラ)一択の強気の攻め。
こういう攻め方、売り方は好きですね。
 
 
 

どんな人にオススメ?

ガラクトミセス培養液は、
  • 肌理(キメ)改善
  • ハリ弾力改善
  • 肌トーンを明るくする
  • 肌荒れ改善
などがデータが得られています。
上記に関して、悩みを抱えておられる方にはオススメな商品です。
唯一の欠点は、価格がお高いということでしょうか・・・。
 
 
 
 

類似商品

SK-Ⅱは高いです。本当に高価です。
その分、ガラクトミセス培養液という、SK-II独自成分をたくさん配合しているので、仕方ないかもしれません。
ですので、似た商品を探してみました。
 
ミシャ レボリューション タイム ザ ファーストトリートメントエッセンス
全成分

サッカロミセス培養液、ビフィズス菌培養溶解質、水、コハク酸ジエトキシエチル、ナイアシンアミド、オオムギエキス、フェノキシエタノール、DPG、ジメチコン、グリセリン、ポリクオタニウム-51、1,2-ヘキサンジオール、アデノシン、レシチン、ソルビン酸K、ハネセンナ葉エキス、乳酸、酢酸 

 
フロムネイチャー エイジトリートメントエッセンス
全成分

ガラクトミセス培養液、ナイアシンアミド、水、アデノシン、ヒアルロン酸Na、白発酵エキス、アメリカ朝顔エキス、BG、クロフェニン

 
これらの商品は、独特な匂いは特にありません。
やはり、牛乳で培養しているピテラが特殊なのでしょう。
 
上記の2品。両方とも韓国コスメです。
大丈夫かな、日韓関係・・・。
 
 
 

最後に

SK-II フェイシャルトリートメントエッセンスが人気の理由、なんとなくわかったのではないでしょうか。
匂いがなかなか独特なので、サンプルレベルで試すのが良いかもしれません。
SK-Ⅱの他の製品に関しても書いています。良ければ、読んでください。

 

また、化粧水の記事を他にも書いていますので、化粧品選びの参考になれば、幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 
 

 

 

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