あひるの化粧品と戯れる日記

化粧品開発者が化粧品やそれに関する知識、情報などを発信していくブログです。たまに無関係なことも書きます。

【化粧品の基礎知識】多価アルコールの特徴と役割

スポンサーリンク

宜しければ、読者登録、お願いしますm(_ _)m

 

 

どうも、化粧品開発者のあひるです。

化粧品のことについて、色々と書いておりますが、少し脱線して、化粧品を構成する成分について、少しずつ書いていこうと思います。

化学をかじっていない方にもわかりやすくお話できるように努めようと思います。

なるべく簡単に、簡単に・・・。

これがなかなか難しい(・_・;)

 

化粧品を購入する人の中で、配合されている成分を細かに確認される人って、いったいどれくらいいるのでしょうか。

私は、職業柄、全成分にすぐ目がいってしまいます(笑)

成分を気にされる方は、そう多くはいないのかなーと思います。

ですが、知らないよりは、知っている方が良いです。

 

この間、化学を全くかじっていない人(=理系じゃない人)に、成分のことを少し説明させてもらいました。

本当に少しですが、その人は、色々と理解してくださり、大変喜んでくれました。

それがちょっと嬉しくて、読んでくださる方にも喜んでもらえるかもと思い書かせてもらいます。

化粧品の基礎知識シリーズ第一弾です!!

最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

多価アルコールのポイント!
  • 多価アルコールとは、保湿成分
  • 種類によっては、抗菌作用もあり
  • エタノール(アルコール)とは別物!

 

 

多価アルコールとは?

f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153446j:plain

「多価アルコール」

何だそれは?

そんな方は、多いかもしれません。

「多価アルコール」は専門用語です。

ざっくり言うと、アルコールの一種です。ここで勘違いしてほしくないのですが、エタノールとは別物ということです。

 

エタノールは、お酒(アルコール)です。

清涼感があり、よく制汗シートなどに入っている、スースーさせる成分。

人によっては、肌が荒れたりしてしまうことのある成分です。

エタノールの化学式(構造)は、下記の通りです。

f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153459p:plain
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153502p:plain

左も右も、同じエタノールです。アルファベットの数は同じですよね?

 

既に難しいじゃないか!!

って怒られそうです。

 

すみません・・・。

ここは、こんな形なんだなー

くらいで大丈夫です。

 

では、多価アルコールはどんな化学式(構造)なのでしょうか。

多価アルコールとは、水酸基(ヒドロキシル基)を2個以上持つ成分のことを言います。

 

水酸基(ヒドロキシル基)とは、先程の図の-O-Hの部分のこと

これが、2個以上ある成分のことを、「多価アルコール」と呼ぶのです。

では、具体例を見ていきましょう。

 

 

 

よく見かける多価アルコール

グリセリン
グセリリン 構造式
グリセリン 構造式

水酸基(ヒドロキシル基)を3つ持つ、多価アルコールです。

水酸基(ーOH)を3つ持つので、3価アルコールです。

 

グリセリンは、粘稠性(とろっとした感じ)のある液体です。

肌に塗ると、ベタベタとする使用感です。しっとり感を与えることができます。

 

また温感クレンジングの主成分でもあります。

グリセリンは、肌に触れると、肌の水分と反応し、若干の熱を持ちます。

グリセリンを多く配合すれば、その分熱量も増えますから、肌に塗ったときに、暖かさを感じることになるのです。たくさん配合したからといって、ものすごく熱くなることはありません。暖かさを感じる程度です。

 

BG

部外品では、1,3-ブチレングリコールと呼ばれます。

(読み方は、いちさんぶちれんぐりこーる)

f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153449p:plain
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153452p:plain

水酸基を2つ持つ多価アルコールです。

水酸基2つですから、2価アルコールです。

 

サラサラな液体です。

グリセリンとは、また違った使用感です。

どちらかと言うと、さらっとした成分です。

多く配合すれば、もちろんベタつきます。

 

DPG
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153454p:plain
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153457p:plain

こちらも2価アルコールです。サラサラな液体。

BGに似た使用感です。

あまり多く配合されすぎると、刺激に繋がる成分です。

敏感肌用化粧品にこれが多く配合されていれば、要注意!

あまり嬉しくない成分です。

※通常の化粧品に配合されていても、何ら問題ありません。

 

ペンチレングリコール
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153515p:plain
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153521p:plain

こちらも2価アルコールです。サラサラな液体。

使用感は、DPGやBGと似たり寄ったりです。

こちらも多く配合すると刺激になります。DPGよりも刺激性は強いです。

その分、抗菌性が高く、少量配合する分には、保湿にも、抗菌にも良い成分です。

 

プロパンジオール
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704153512p:plain
f:id:ahiru_nonnbiritanosimu:20190704154648p:plain

こちらも2価アルコールです。

近年、使用量が増えている多価アルコールです。

サラサラな液体で、BGに似ています。

化学式(構造)もBGに似ていますね。

 

 

 

多価アルコールの配合目的

多価アルコールの配合目的は、保湿です。

化粧品を使用する大きな目的の一つは保湿ですよね。

その保湿の大部分を担っているのが、多価アルコールなのです。

 

保湿とは別に、抗菌という役割もあります。

ただし、グリセリンにはほぼありません。

2価アルコールには、抗菌の役割があり、保湿+抗菌でよく使用されています。

 

 

 

最後に

少し難しかったかもしれません。(すみません・・・。)

ですが、化粧品を構成する成分について、理解が広がれば、ご自身の肌に合う化粧品を見つけやすくなるのは、言うまでもありません。

必要最低限の知識を身に付けて、良い化粧品を見つけてください。

必要最低限の知識は、下記記事を読んでもらえれば、簡単に身に付けられると思います。

 

お肌に関する基礎的なことについても書いています。こちらも参考程度に読んでもらえれば幸いです。

 

また、個人的に、商品のランキングページを作成しています。良ければ化粧品選びの参考になれば幸いです。

個人的ランキングページ

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

 

 

 

 

ホームへ戻る