どうも、あひるです。
前回の「【ヒフミド】エッセンスミルク<保湿乳液> 使用感と成分分析」という記事に引き続き、ヒフミドの化粧品について、書いていこうと思います。
今回は、エッセンスクリームです。
- セラミド配合、保湿力良好のクリーム
- セラミドは他に類を見ない高配合
- 乾燥、肌荒れが気になっている方は必見
ヒフミドとは?
ヒト型セラミドを配合したコスメブランドがヒフミドでしたね。
詳しくは、「【ヒフミド】ソープ<洗顔石けん> 使用感と成分分析」という記事で書いていますので、読んでもらえればと思います。
ヒフミド エッセンスクリーム 使用感と成分分析
出典:https://www2.kobayashi.co.jp/hifmid/
ヒフミド エッセンスクリームの使用感
ヒフミド エッセンスミルクより粘度はありますが、軽い感触で塗り拡げやすい使用感です。エッセンスミルクより、ペタッと感、塗った感が少なく、その割には、保湿感があるような、潤いのあるクリームです。結構独特な使用感のクリームかなー?と思います。
エッセンスミルクもそうでしたが、翌朝起きても、しっとり潤っている感じがして、保湿力はかなり高いんだと思います。
匂いはないので、無臭、無香料を好まれる方にも良い商品です。
ヒフミド エッセンスクリームの成分分析
水、BG、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、グリセリン、セラミド2、ダイズステロール、イソステアリルアルコール、ペンチレングリコール、ホホバ種子油、スクワラン、セラミド1、セラミド3、グルコシルセラミド、ポリクオタニウム-51、ポリクオタニウム-61、キハダ樹皮エキス、PCA-Na、マカデミア種子油、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、α-グルカン、カルボマー、フェノキシエタノール、トコフェロール、水酸化Na
ミリスチン酸ポリグリセリル-10は、ノニオン界面活性剤で、乳化剤です。
通常であれば、グリセリンまでが1%を超える成分となるのですが、ヒフミドのクリームは違うんですよね。ヒフミドのクリームは、セラミド2の配合量が1%を超えているという、とんでもない代物(笑)。よくできたなーと関心しています。セラミドの単価高いですからね。なぜ、セラミドが、1%以上配合されているかわかるかと言うと、特許が出されているからです。
セラミド2は、細胞間脂質の一種。肌のバリア機能に重要な役割を果たすことが知られています。
ダイズステロールも細胞間脂質の一種です。ダイズステロールは、植物由来のコレステロール。セラミドと一緒に配合されることが多く、肌のバリア機能改善に大きく寄与する成分です。セラミド類だけよりも、ダイズステロールと一緒に肌に塗るほうが、バリア機能改善能が高くなることが知られています。一緒に配合するのは、大きな意味がありますね。
イソステアリルアルコールは、高級アルコールです。高級アルコールですが、固形ではなく、液状のオイル成分で、増粘目的ではなく、潤い目的ですね。
ペンチレングリコールは、多価アルコールで保湿剤。
ホホバ種子油は、植物性ワックス。酸化安定性に優れる性質を持っています。肌馴染みも良いオイルです。
スクワランは、疑似皮脂成分で、潤い目的のオイル成分です。炭化水素油に分類される成分ですね。
スクワランまでが1%を超える成分です。
セラミドが1%を超えているという、大変珍しい処方、中身になっています。セラミドは細胞間脂質であり、角層を潤すには、もってこいの成分です。ヒフミドのクリームは、それにものすごく特化したものと言えるでしょうね。
セラミドに関しては、下記表でまとめています。参考にしてみてください。
セラミドの分類 | 由来 | 価格 | 肌への親和性 | ヒト型と比べて | 名称の例 | 化粧品への配合量 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヒト型セラミド | 酵母 | 高価 | ◎ | 構造同じ | セラミド〇〇、〇〇には、数字か英字 | 微添 |
植物セラミド | 大豆など | 中価 | ○ | 類似構造 | グルコシルセラミド など | ヒト型よりは多く配合可能 |
動物セラミド | 馬など | 中価 | ○ | 類似構造 | セレブロシド など | ヒト型よりは多く配合可能 |
合成セラミド | 合成 | 安価 | ○ | 類似構造 | ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド | ヒト型よりは多く配合可能 |
また、ヒフミドに配合されているのは、ヒト型です。それも、クリームに至っては、セラミドが高配合となっています。いやはや、脱帽ですね。素直にすごいと思います。
下記は、セラミドの作用についてです。
新名 | セラミドEOP | セラミドNG(NS) | セラミドNP | セラミドAG(AS) | セラミドAP |
---|---|---|---|---|---|
旧名 | セラミド1 | セラミド2 | セラミド3 | セラミド5 | セラミド6Ⅱ |
作用 | アトピー性皮膚に関連が示唆されている | 最も多く含まれており、高い水分保持能がある | 保湿やバリア機能回復効果に優れる | 角質のバリア機能を高める作用がある | ターンオーバー正常化作用 |
クリームに多く含まれている、セラミド2は、高い水分保持能があります。翌朝も潤っている感じがしたのは、やはりセラミドのおかげなのかなと感じます。
また、ちょっと肌が荒れているときなんか、とても効果的に改善してくれます。
ヒフミド エッセンスクリームのフリー項目
- パラベン
- シリコーン
- 鉱物油
- 香料、着色料
ヒフミド エッセンスクリームの評価
- アットコスメ:5.3/7.0 170件
- LIPS:4.1/5.0 8件
※上記評価は、2020年10月のものです。
- クリームなのに、油分感少なめ
- 柔らかく、伸びが良い、つけ心地も良い
- 翌日のモチモチ具合が違う
- 秋冬には、少し物足りない
確かに、油分感は少ないですね。そのせいで、冬場は少し物足りなく感じる人もいるようです。それに関しては、重ね塗りをするなどで、いくらでも対応できるかと思います。
どんな人にオススメ?
- 乾燥する人、乾燥が気になり始めた方
- お肌が弱めの方
- ヒト型セラミド配合コスメをお探しの方
やはり、保湿力はありますし、セラミド2高配合であり、セラミドを高濃度で補給できるのは、かなりの強みですし、お肌からしてもありがたいことですね。
最後に
ヒフミド エッセンスクリームについて解説してみました。
他に類をみない、セラミド高配合コスメ。使用感や保湿感の持続性など、かなり良好であり、乾燥が気になっている方や、肌荒れが気になっている方にもオススメの商品かと思います。
ヒフミドの他の商品についても書いています。良ければ読んでみてください。
セラミド配合コスメについても書いています。化粧品選びの参考にしてください。
また、個人的なランキングページも作成しています。良ければ、御覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。