どうも、あひるです。
敏感肌用コスメとして知られている「ディセンシア」シリーズについて、お話したいと思います。
- DECENCIAとは?
- ディセンシア アヤナス クリームウォッシュ コンセントレート 使用感と成分分析
- ディセンシア アヤナス ローション コンセントレート 使用感と成分分析
- ディセンシア アヤナス エッセンス コンセントレート 使用感と成分分析
- ディセンシア アヤナス クリーム コンセントレート 使用感と成分分析
- どんな人にオススメ?
- 最後に
- 敏感肌 ✕ エイジングケア
- 独自技術で、敏感肌をサポート
- 心地よい使用感で、肌への刺激を緩和
DECENCIAとは?
ディセンシアってご存知でしょうか。一般市場、百貨店とかでも、確かなかったかと思います。期間限定とかで出店していたかもしれませんが。
当然ドラッグストアやバラエティショップにも置いておらず、ネット販売が主な販路になっています。
ディセンシアは、ポーラ・オルビスグループの一つのブランドです。品質などには、問題ないかと。
「敏感肌は、どこまでも美しくなれる」というブランドコンセプトを掲げ、敏感肌用コスメを展開しています。
DECENCIA 独自技術
ヴァイタサイクルヴェール®
引用元:https://www.decencia.co.jp/column/697/
上図のように、肌にバリア機能を持たせる技術のこと。ベントナイトによって、外的刺激をブロックしつつ、肌の内側をセラミドなどでしっかり潤す技術のことを言います。これは、ディセンシア独自のものだそうです。すべての方に刺激がないというわけではないですが、良い発想、技術だと思います。
ちなみに、ディセンシアの全製品に、ヴァイタサイクルヴェールが適用されているわけではないので、ご注意を。よく全品に独自技術が使用されています!的な解説がありますが、そうではないのです。そりゃそうですよね。メーカーは、ライン使いを推奨しているのに、ローションで肌の外側を蓋できてしまったら、後から使用する製品の意味がなくなってしまいますから。確認したところ、クリームだけかと思います。全成分にベントナイトがないので。正確には、ベントナイトではなく、ジステアルジモニウムヘクトライトが、ヴァイタサイクルヴェールを担っているものと思われます。
セラミドナノスフィア
セラミドナノスフィアは、人型セラミド、ディセンシアでは、セラミド2に当たります。セラミド2を極小のナノカプセル化した保湿成分のことです。
ここでは、セラミド2、フィトステロールズ、オレイン酸ポリグリセリル-2、セタノールといった成分で構成されていると思います。
セラミドナノスフィアは、どの製品にも配合されています。
敏感肌用コスメでは、セラミド類は必須成分ですね。
ディセンシアブランド
ディセンシアの中でも、いくつか、ブランドが分かれています。
- アヤナス(エイジングケア)
- サエル(ホワイトニングケア)
- ディセンシー(エイジング&ホワイトニングケア)
- つつむ(高保湿)
いずれも、敏感肌用+αというものです。
アヤナス共通成分
ストレスバリアコンプレックス®
ストレスバリアコンプレックス®を構成する成分は、ジンセンX(オタネニンジンエキス)、パルマリン(紅藻エキス)、ビルベリー葉エキスです。
ジンセンXは、これまたオリジナル成分だそうです。一応、同じ表示名称で原料はあるのですが、精製具合など、全く同じとは言えないですからね。血流促進作用があります。
パルマリンは、保湿力、抗酸化力に優れ、エイジングケアに効果があるとされています。正常な角層に導く効果があり、敏感肌や肌が弱い方には、有効な成分ですね。肌が弱い人は、角層などの乱れが目立ちますから。
ビルベリー葉エキスは、線維芽細胞の増殖に一役買う成分です。
ストレスバリアコンプレックス®によって、敏感肌へアプローチするということですね。
ディセンシア アヤナス クリームウォッシュ コンセントレート 使用感と成分分析
引用元:https://www.decencia.co.jp/
ディセンシア アヤナス クリームウォッシュ コンセントレートの使用感
光沢感あるペースト状の洗顔です。よくある脂肪酸石鹸の洗顔ですね。
泡立ちは良好、しっとり密着する感じの泡を作ることができます。洗顔中に泡がヘタれるなんてこともなく、泡モコモコで洗顔できます。
洗い上がりは、しっとりするわけではなく、さっぱりな感じ。若干つっぱる?かなーといった感じでした。
匂いは特になく、何も気にならなかったです。
ディセンシア アヤナス クリームウォッシュ コンセントレートの成分分析
水、グリセリン、ステアリン酸、ミリスチン酸、水酸化K、ラウリン酸、マルチトール、ジグリセリン、BG、(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリル、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、デシルグルコシド、リン酸2Na、セラミド2、ゴボウエキス、ヒドロキシエチルウレア、アルギン酸硫酸Na、コウキエキス、オタネニンジンエキス、紅藻エキス、ビルベリー葉エキス、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、ラベンダー花水、ニオイテンジクアオイ水、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、フィトステロールズ、セタノール、ポリクオタニウム-7、セルロースガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、PEG-32、PEG-6、ケイ酸(Na/Mg)、PPG-24グリセレス-24、オレイン酸ポリグリセリル-2、クエン酸Na、クエン酸、フェノキシエタノール
グリセリン、ジグリセリン、BGは、多価アルコールで保湿剤です。
ステアリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸は、脂肪酸ですね。常温固形の成分で、石鹸の原料でもあります。アルカリ成分(この商品では、水酸化K)と中和させ、石鹸となります。
敏感肌用と言えど、ラウリン酸は配合されています。泡立ちを保つためには、どうしても必要な成分ではあります。が、敏感肌用とするなら、少し工夫がほしかったかもです。人によっては、刺激を感じるかもしれません。
マルチトールは糖類の保湿成分です。
(グリセリン/オキシブチレン)コポリマーステアリルも保湿成分です。
イソステアリン酸PEG-20グリセリルは、界面活性剤です。クレンジング商品に良く使用される成分でもあります。
デシルグルコシドは、糖類の界面活性剤です。ノニオン性活性剤で、低刺激の活性剤です。赤ちゃん用商品にも使用されたりしていますね。
ここまでが1%を超える成分かと思います。
保湿成分が割と多めな感じです。ですので、洗い上がりもしっとりした感じとなるのでしょう。
ディセンシア アヤナス クリームウォッシュ コンセントレートのフリー項目
- エタノール
- シリコーン
- パラベン
- 鉱物油
- 香料、着色料
ディセンシア アヤナス クリームウォッシュ コンセントレートの評価
- 公式HP:4.9/5.0 27件
- アットコスメ:5.1/7.0 30件
- LIPS:3.5/5.0 2件
※上記評価は、ブログ執筆時のものです。
- もっちりしっかり泡で、泡がヘタレない
- 敏感肌でも使用できた
- カサカサする乾燥具合が落ち着いた
- すっきり感も、保湿感も特にない
ディセンシア アヤナス ローション コンセントレート 使用感と成分分析
引用元:https://www.decencia.co.jp/k048/
ディセンシア アヤナス ローション コンセントレートの使用感
無色透明、若干とろみのある化粧水です。とろみはありますが、ぬるつきとかはないです。スルスルっと塗り拡げられて、サッと浸透する感じです。使用感ものすごく良いですね。きちんと保湿してくれます。
匂いは無臭ですね。ニオイテンジクアオイ水とか、ラベンダー花水とか、配合されていますが、1%以下なので、匂いはしません。
ディセンシア アヤナス ローション コンセントレートの成分分析
水、プロパンジオール、ジグリセリン、グリセリン、PPG-24グリセレス-24、セラミド2、コウキエキス、オタネニンジンエキス、紅藻エキス、ビルベリー葉エキス、アルギン酸硫酸Na、ローズマリーエキス、ニオイテンジクアオイ水、ラベンダー花水、フィトステロールズ、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、BG、カルボマー、キサンタンガム、水酸化K、クエン酸Na、クエン酸、オレイン酸ポリグリセリル-2、セタノール、フェノキシエタノール
プロパンジオール、ジグリセリン、グリセリンは、多価アルコールで保湿成分です。
PPG-24グリセレス-24は、 グリセリンに酸化プロピレンを付加させたグリセリン誘導体です。保湿成分ですね。
ここまでが1%を超える成分かと思います。
ローションのとろみは、カルボマーと呼ばれるポリマーによるものです。カルボマーは、アルカリ成分で中和することで、粘度が発現する面白い成分です。昨今、多種多様な化粧品に使用されています。
ディセンシア アヤナス ローション コンセントレートのフリー項目
- エタノール
- シリコーン
- 鉱物油
- パラベン
ディセンシア アヤナス ローション コンセントレートの評価
- 公式HP:4.8/5.0 163件
- アットコスメ:5.4/7.0 584件
- LIPS:4.2/5.0 68件
※上記評価は、ブログ執筆時のものです。
- ジェルっぽい感じだが、肌への馴染みはよく、敏感肌でも使用できた
- 頬の毛穴が目立たなくなった
- ベタつきなどは残らず、しっかりうるおう
- セラミドが一種類しか配合されていない
まぁ、セラミドは、一種類だけですね。今後リニューアルで多くなるかもですが。
特に問題ないと思います。セラミド2は、皮膚中に最も多く存在するセラミドですからね。
ディセンシア アヤナス エッセンス コンセントレート 使用感と成分分析
引用元:https://www.decencia.co.jp/k050/
ディセンシア アヤナス エッセンス コンセントレートの使用感
エッセンスという乳液タイプです。粘度はかなり低めな乳液です。
油分が配合されている分、ローションよりしっとり感は増しています。絶妙なしっとり感かと思います。
匂いは、ローション同様ないですね。
ディセンシア アヤナス エッセンス コンセントレートの成分分析
水、グリセリン、ジグリセリン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、水添ポリオレフィン(C6-12)、プロパンジオール、BG、水添ナタネ種子油、水添レシチン、PEG-150、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、セラミド2、コウキエキス、オタネニンジンエキス、紅藻エキス、ビルベリー葉エキス、セイヨウナツユキソウ花エキス、アルギン酸硫酸Na、ローズマリーエキス、ニオイテンジクアオイ水、ラベンダー花水、フィトステロールズ、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ステアリン酸、ベヘニルアルコール、カルボマー、エチルヘキシルグリセリン、水酸化K、トコフェロール、オレイン酸ポリグリセリル-2、セタノール、クエン酸Na、クエン酸、ペンテト酸5Na、フェノキシエタノール
グリセリン、ジグリセリン、プロパンジオール、BGは多価アルコールで保湿剤です。
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルは、エステル油。オイル感があまりなく、それでいて、リッチ感、コク感が出せる成分です。安定性も高い成分になります。
水添ポリオレフィン(C6-12)は、炭化水素油です。スクワランに非常によく似た使用感を持っています。
水添ナタネ油アルコールは、文字通り、ナタネ(菜種)から取れる高級アルコールの一種です。乳化を安定させる役割で配合されています。
水添レシチンは、乳化剤です。両性界面活性剤ですね。
PEG-150は、ポリエチレングリコールから成る成分です。PEG-〇〇は良く見る成分ですよね。肌の水分蒸散を防ぎ、保湿効果をもたらします。PEG-〇〇の〇〇には、数字が入りますが、12以下は、若干の刺激性が懸念されますので、注意が必要です。ですが、昨今ほとんど見かけませんので、気にしなくても良いかもしれません。
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルは、ペースト状のオイル成分です。原料単体だと、ペタっと感がありますが、商品に配合されてしまえば、そんなことはなく。しっとり感を付与することができます。
ここまでが1%を超える成分かと思います。
ディセンシア アヤナス エッセンス コンセントレートのフリー項目
- エタノール
- シリコーン
- パラベン
ディセンシア アヤナス エッセンス コンセントレートの評価
- 公式HP:4.7/5.0 40件
- アットコスメ:5.1/7.0 153件
- LIPS:4.2/5.0 24件
※上記評価は、ブログ執筆時のものです。
- 少量で伸びもよく、肌がモチモチになる
- ベタベタせず、しっとり湿う
- アトピー持ちでも使用できた
- 特に見当たらない
ディセンシア アヤナス クリーム コンセントレート 使用感と成分分析
引用元:https://www.decencia.co.jp/k053/
ディセンシア アヤナス クリーム コンセントレートの使用感
完全な白色のクリームではなく、白色半透明のクリームですね。ジェルっぽいクリームです。
ファーストタッチは、かなりペットリ系、ペターっととろけるような感触です。ですが、塗り終われば、ペタペタ感はなく、しっとり潤いがあります。サラっとしているわけではありません。クリームも使用感かなり良いですね。うるおいの持続感はかなりのものです。
匂いはやはりありませんね。
ディセンシア アヤナス クリーム コンセントレートの成分分析
シクロペンタシロキサン、水、ジグリセリン、グリセリン、BG、PEG-10ジメチコン、ジメチコン、リンゴ酸ジイソステアリル、ジステアルジモニウムヘクトライト、ワセリン、水添ポリオレフィン(C6-12)、ステアリン酸スクロース、セラミド2、コウキエキス、オタネニンジンエキス、紅藻エキス、ビルベリー葉エキス、アルギン酸硫酸Na、ローズマリーエキス、ニオイテンジクアオイ水、ラベンダー花水、ポリHEMAグルコシド、フィトステロールズ、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、パルミチン酸スクロース、アミノプロピルジメチコン、エチルヘキシルグリセリン、トコフェロール、オレイン酸ポリグリセリル-2、セタノール、クエン酸Na、クエン酸、フェノキシエタノール
シクロペンタシロキサンは、シリコーン成分でD5と呼ばれている成分です。環状シリコーンで、下地やBBクリームなどのメイク品やヘアトリートメント、ヘアミストなどでも見かける成分ですね。昨今嫌われている成分でもあります。私個人としては、何ら悪くないという立場です。
また、水よりシクロペンタシロキサンの方が前、配合量が多いという、珍しい全成分です。
ジグリセリン、グリセリン、BGは、保湿剤、多価アルコールです。
PEG-10ジメチコンは、乳化剤です。ジメチコンにポリエチレングリコール(PEG)をくっつけたタイプで、シリコーン乳化剤なんて呼ばれたりもします。
ジメチコンは、シリコーン成分。表示名称だけからでは、使用感がわからない成分です。軽い感触のものもあれば、思い感触もあります。
リンゴ酸ジイソステアリルは、エステル油。ペタッとする感触があります。よく、リップなどにも使用されていますね。
ジステアルジモニウムヘクトライトは、粘土鉱物の一種で、粘度を調整する役割があります。
ワセリン、水添ポリオレフィン(C6-12)は、炭化水素油。
ステアリン酸スクロースは、ノニオン性界面活性剤です。乳化の役割を果たします。
ここまでが1%を超える成分かと思います。
ディセンシア アヤナス クリーム コンセントレートのフリー項目
- エタノール
- パラベン
ディセンシア アヤナス クリーム コンセントレートの評価
- 公式HP:4.9/5.0 109件
- アットコスメ:5.5/7.0 371件
- LIPS:4.2/5.0 48件
※上記評価は、ブログ執筆時のものです。
- 浸透してベタつきもなく、しっとり湿う、しばらくすると、小じわがふっくらする
- 冬場の使用感が良い、夏場は潤いすぎる感じ
- とろけるような感触、乾燥肌でも十二分に保湿できた
- 肌が弱いが、心地よく使用することができた
- 朝でもベタつかず簡単に使用できたが、そこまでの潤いは感じられなかった
どんな人にオススメ?
- 敏感肌にお悩みの方
- エイジングケアを始めようと思っている方
- DPG、エタノール、パラベンがお嫌いな方
製品を通して、DPG、エタノール、パラベンが配合されていませんね。皮膚に対する刺激性、昨今の需要を考え、配合しないようにしたのだと思います。
また、全品基本的に評価が高いですね。公式HPは当然としても、その他の評価サイトでも高評価なのは凄いことだと思います。
最後に
ディセンシア アヤナス シリーズについて、解説してみました。
他にも敏感肌用化粧品やセラミドコスメについて、書いていますので、化粧品選びの参考にしてみてください。
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記事数、成分分析数がだいぶ増えましたので、個人的なランキングページを作成しました。化粧品選びの参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。