どうも、あひるです。
今回は、ヘアケアアイテム、P&Gから出されているヘアレシピについて、書いていこうと思います。
- ヘアレシピ 和の実とは?
- ヘアレシピ 和の実 ふわふわ シャンプー 使用感と成分分析
- ヘアレシピ 和の実 ふわふわ トリートメント 使用感と成分分析
- ヘアレシピ 和の実 ふわふわ シャンプー&トリートメントの評価
- どんな人にオススメ?
- 最後に
- お米の形をした容器が面白いヘアケアアイテム
- 使用感などは悪くない
- 毛髪を補修するようなチカラはない
ヘアレシピ 和の実とは?
ヘアレシピは、P&Gから出されている、ヘアケアブランドです。お米、ライスオイル(表示名称:コメヌカ油)を配合した、お米にフォーカスした商品になっています。
お米の商品というだけあって、容器がお米の形。わざわざ、容器メーカーにイチから作ってもらったのだろうなと推測します。イチから作るとお金がかかりますが、全国展開、それもドラッグストアに卸すとなると、それくらいは簡単にペイできるのでしょか。超大手だけあって、規模が違いますね(笑)
今回は、ヘアレシピから出されている、ふわふわシャンプー&トリートメントについて、見ていきたいと思います。
ちなみに、SK−Ⅱも、P&Gの商品です。
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ シャンプー 使用感と成分分析
出典:https://hairrecipe.jp/wanomi-products/fuwafuwa
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ シャンプーの使用感
若干黄みがかった透明のシャンプーです。やや粘度がありますね。
泡立ちは良好、髪を洗っている最中に、泡がヘタれることはありません。
洗浄中、洗い流し中にきしみなどは全く起こりません。ですが、洗い流し終わった後、若干のきしみを感じる気がします。これも続くトリートメントをきちっと使用してもらうための策略でしょうか(笑)
匂いは、檸檬、かぼすを基調にした、香料で賦香されています。若干香る程度ですね。
後は、容器が面白い。お米の形を模した容器になっており、ひと目見て、米関連の商品なのだと推測できます。ただこれ、詰替えできないですよね・・・。環境のことを考える商品が多くなる中、詰替えできないのはどうんでしょうか・・・。
もう一つ言うと、出しにくいですよね。特にトリートメントが・・・。
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ シャンプーの成分分析
水、ラウラミドプロピルベタイン、ココイルイセチオン酸Na、クエン酸Na、クエン酸、ポリクオタニウム-10、香料、塩化Na、安息香酸Na、EDTA-4Na、アクリレーツコポリマー、コメヌカ油、ヒスチジン、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン
ラウラミドプロピルベタインは、洗浄成分。両性の界面活性剤ですね。ベタイン系であり、子供、赤ちゃん用にも採用されている、低刺激の洗浄成分です。
ココイルイセチオン酸Naも洗浄成分です。アニオン性の界面活性剤です。イセチオン酸はあまり聞き慣れない、見慣れない成分かもしれません。が、ここ最近開発された成分ではなく、100年ほど前から使用され続けている成分でもあります。ちなみに、アミノ酸系の活性剤ではありません。シャンプーなどのヘアケアよりは、洗顔、それも固形タイプで見られます。洗浄力は程よく、しっとりなめらかに洗い上げてくれます。
1%を超えるのは、ここまででしょうか。
クエン酸、クエン酸Naは、pH調整成分。
ポリクオタニウム-10は、カチオン性ポリマーの一種。シャンプーなどのヘアケアコスメには、よく配合されている成分です。洗浄成分は、マイナスに帯電しており、髪の毛を洗うと、髪の毛もマイナスに帯電。そのままですと、髪の毛がゴワゴワ、キシキシになりますが、カチオン性ポリマーを配合することで、帯電を中和、髪のごわつき、きしみを軽減する効果が期待できます。ちなみに、シリコーン成分などと書いてあるものも存在しましたが、そんなことは全く無いです。
安息香酸Na、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノンは、防腐剤です。イソチアゾリンは、古くから使用されてきましたが、2014年EUにて、規制の対象になっています。リーブオン(洗い流さない)商品では使用禁止、リンスオフ(洗い流す)商品では、メチルクロロイソチアゾリンは、0.0015%以下/100g中に、メチルイソチアゾリンは、0.01%以下/100g中になっています。上記濃度以下では、問題ないとされています。色々と人でも試験をされていますが、この濃度以下では、問題は確認されてはいません。
ですが、どうなんでしょう・・・。個人的は使用したくない成分の一つですね。化粧品に配合されていると、ちょいと買うのをためらうかなという感じ。化粧品会社大手の資生堂は、メチルクロロイソチアゾリン、メチルイソチアゾリンは、配合しないと名言されています。
まぁ、今回は、ブログに書くために購入した次第です(笑)
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ シャンプーのフリー項目
- エタノール
- パラベン
- シリコーン
- 鉱物油
- 着色料
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ トリートメント 使用感と成分分析
出典:https://hairrecipe.jp/wanomi-products/fuwafuwa
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ トリートメントの使用感
乳白色、クリーム状のトリートメントです。塗り拡げると、やや透明感が感じられる見た目になりますね。これは、油分がそう多くは配合されていないことを示します。全成分からもわかることですが、コメヌカ油の配合量は、1%も配合されていないことが伺えます。
塗り伸ばし、毛髪への塗布は容易で、きしみや、毛髪の絡みなども感じられません。
洗い流せば、スルスル、サラサラの毛髪へと仕上がります。
ドライヤーをかけた後も、サラサラは持続しますので、良いトリートメントかと。
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ トリートメントの成分分析
水、ステアリルアルコール、ステアラミドプロピルジメチルアミン、セタノール、グルタミン酸、香料、ビスアミノプロピルジメチコン、ベンジルアルコール、安息香酸Na、コメヌカ油、クエン酸、EDTA-2Na、ヒスチジン
ステアリルアルコール、セタノールは、高級アルコールの一種です。トリートメントの粘度調整などに一役買います。
ステアラミドプロピルジメチルアミンは、カチオン界面活性剤です。その中でも、第3級カチオンに分類されます。第4級カチオンより、刺激性が軽減され、一方で、毛髪の櫛通り性も弱くはなります。
グルタミン酸、クエン酸はpH調整成分。第3級カチオンは、中和により、カチオン性を示す成分なので、こういった酸性成分が必須になります。上記成分以外にも、乳酸などがよく使用されます。
グルタミン酸までが、1%を超える成分かと思います。
ビスアミノプロピルジメチコンは、シリコーン成分(アミノ変性シリコーン)の一種です。毛髪のコンディショニング成分、滑り性を改善してくれる成分になります。
ベンジルアルコールは、多価アルコールですが、抗菌性にも関与しています。
安息香酸Naは、防腐剤です。
第3級カチオンを使用していますが、シリコーン成分との併用により、毛髪のサラサラ感を演出しているものと思われます。きしみや髪の絡まりを感じる方は、そんなに多くはないのでは?と思います。
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ トリートメントのフリー項目
- エタノール
- パラベン
- 鉱物油
- 着色料
ホームページに、上記のような記載がありましたが、ややこしくないですか?
きちんと見ないと、トリートメントも、シリコーンフリーに見える・・・。間違えないようにご注意ください。
ちなみに、サルフェートフリーとは、硫酸系界面活性剤フリー、ということ。硫酸系活性剤は、ラウレス硫酸Naなどの、洗浄力が強く、昨今、市場から嫌われている成分になります。それらが配合されていないよ!ってことです。
ヘアレシピ 和の実 ふわふわ シャンプー&トリートメントの評価
- アットコスメ:5.0/7.0 95件
- LIPS:3.2/5.0 53件
※上記評価は、2021年6月のものです。
- 香りも使用感もよく、ふわふわ、サラサラになる
- 泡立ちはすごく良い
- トリートメントも簡単に洗い流せて、使用しやすい
- 吐出しづらい
- シャンプーが若干きしむ感じがする
ちなみに、ヘアレシピには、番手違いが存在します。
- つるん シャンプー&トリートメント(生姜と檸檬)
- しっとり シャンプー&トリートメント(さくらとシナモン)
です。
つるんの方は、全成分ほぼ同じ。ショウガ根エキスと香料が違うくらいで、主成分は同じです。
しっとりは、シャンプーはエキス、匂い以外は同じ。トリートメントは、セタノールとステアリルアルコールの位置が変わっていますが、基本的には同じです。
どれを選ぶかは、匂いで決めるほうがよろしいかと。
どんな人にオススメ?
- 香りが気に入っている方
- お米に関するヘアケアに興味のある方
最後に
ヘアレシピ 和の実 ふわふわシャンプー&トリートメントについて、解説してみました。使用感は悪くなく、コスパも上々。お米の形を模した容器は面白い試みだと思います。ですが、出しにくかったり、詰替えがなかったりと、ややデメリットも存在するみたいですね。
他にも、シャンプーなどのヘアケア商品に関して、記事にしています。化粧品選びの参考になれば幸いです。
また、個人的なランキングページも作成しています。こちらも参考程度に。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。