どうも、あひるです。
今回もまたまた、日焼け止めです。結構色々書いてきましたが、今回で日焼け止めに関しては、一旦ストップです・・・多分。
ご自身に合う日焼け止めが見つかれば良いのですが、人によっては、なかなか難しいかもしれませんね。
今回は、アネッサの日焼け止め。かなり独特の使用感となっておりますので、その辺り、解説していけたらと思います。
- SPF50+、PA++++の日焼け止め
- 高耐水性、水応答性の膜を有したハイスペック
- 優れた保湿感と適度な保湿力
アネッサとは?
アネッサも有名中の有名、知らない人は、流石にいないですよね。資生堂から出されている、サンケアブランドになります。
ちなみに、2017年まで、16年連続売上シェアNo.1(2017年時点)だそうです。
普通にすごいですよね。数多ある日焼け止めの中で、No.1ですからね。「絶対焼かない」っていうコンセプトに合致、ユーザーがそれだけ実感しているから、こういう結果になっているのかもしれませんね。
アネッサのパーフェクトUV スキンケアミルクには、いくつか技術が搭載されています。その辺り、詳しく見ていきましょう。
アクアブースターEX技術
アクアブースター技術とは、汗や水に濡れることで、日焼け止めの膜が均一になり、紫外線防御能が高まる技術のことを言います。
日焼け止めって、均一に塗れていると思っても、塗れていないんですよね。皮膚には、皮丘も、皮溝もあり、なかなか均一ではないんです。目では見えませんが(笑)
塗った際の不均一な日焼け止めの膜が、水や汗に濡れることで、膨らみ、均一になる技術なんですよね。
これまた素晴らしい!
上手に考えますよね。さすが資生堂!
この技術を可能にしている成分は、
- PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル
- ステアリン酸
- PEG/PPG-9/2ジメチルエーテル
です。
これら、両親媒性成分が、水や汗を吸うことで、膨潤し、日焼け止め膜が均一になるんですよね。また、ステアリン酸が、耐水性向上に一役買っていることになります。ステアリン酸は、脂肪酸と呼ばれ、よく石鹸などで使用されている成分です。脂肪酸は、金属イオン(カルシウムイオンやマグネシウムイオン)と出会うと、金属石鹸を形成します。この金属石けんは、水に不溶な成分です。俗に言う石鹸カスです。これが、耐水性向上に繋がっているものと思われます。金属イオンなんて、ドコにあるかって?水道水や海水はもちろん、汗にも普通に含まれています。ですので、心配せずとも、そこら辺にあるんですよ。
※アネッサの日焼け止めを塗ってこすっても、金属石鹸は出てきませんし、ポロポロもありません。勘違いしないでくださいね。
ここまでが、アクアブースター技術です。アクアブースターEXは、さらに、擦れに強くなっています。
それに関与している成分は、
- メタクリル酸メチルクロスポリマー
かなと思います。
すべり性を向上させ、擦れに強くしているんだと思います。
サーモブースター技術
サーモブースター技術とは、熱が加わることで、日焼け止め膜が均一になり、紫外線防御能が高まる技術のことです。
しかし、指し示す成分は、アクアブースターと同じなんですよね・・・。ここからは勝手な想像で、推測の域を出ませんが、
熱、暑さで汗をかく⇒汗と反応し、日焼け止めの膜が均一になる
っていうストーリーではなかろうかと思っています。
スーパーウォータープルーフ
これは、前回のの記事、【ビオレUV】アクアリッチ ウォータリーエッセンスでご説明しました。耐水性試験を実施し、SPF、PAが変化ないですよって試験です。
スーパーなので、80分間耐えたことになりますね。
大手の日焼け止めだと、基本的に、スーパーになっている感じはありますが、結構大変です。
3つの技術、もしくは2つ?を搭載したのが、アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクです。では、使用感などを見ていきましょう。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク 使用感と成分分析
引用元:https://www.shiseido.co.jp/sw/c/products/
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクの使用感
中身は見えませんが、二層に分かれているタイプの日焼け止めになります。ですので、使用時には、シャカシャカして、使用してくださいね。昔は、シャカシャカタイプ多かったですが、今となっては、それほどですかね。
シャカシャカし忘れないでくださいね。分離した状態で出てきます(笑)。
緩い乳液状の日焼け止めです。塗り伸ばしやすく、白浮きは特にありません。
シリコーン系がメインの日焼け止めなので、使用感はサラサラですね。本当にベタつきが一切感じられない使用感です。ただ、独特の使用感、塗り伸ばし感があるので、シリコーン系がお嫌いな方には、微妙かもですね。シリコーン系がメインですが、保湿感がないわけではないです。シリコーン油以外のオイルも配合されていますので、乾燥心配は特にない感じですね。
汗、水にも強く、外で長時間、日に晒されても焼ける心配は本当にないかもしれませんね。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクの成分分析
水、ジメチコン、酸化亜鉛、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、シクロペンタシロキサン、タルク、メタクリル酸メチルクロスポリマー、エタノール、セバシン酸ジイソプロピル、イソドデカン、オクトクリレン、PEG/PPG-9/2ジメチルエーテル、コーンスターチ、サリチル酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、酸化チタン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、シリカ、ポリシリコーン-15、トリメチルシロキシケイ酸、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、塩化Na、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、グリチルリチン酸2K、チャエキス、トルメンチラ根エキス、アセチルヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、PPG-17、パルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸、トリエトキシカプリリルシラン、ジステアルジモニウムヘクトライト、水酸化Al、ステアリン酸、PEG-6、BHT、トコフェロール、EDTA-3Na、BG、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、ピロ亜硫酸Na、ジステアリルジモニウムクロリド、エーデルワイスエキス、フェノキシエタノール、香料
ジメチコンは、シリコーン成分。皮膚に塗ると、サラサラする独特なやつで、すべり性を向上させる目的でよく配合されています。
酸化亜鉛は、紫外線散乱剤。紫外線を反射し、肌を守る成分です。酸化チタンも同様ですね。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルは、紫外線吸収剤。紫外線のエネルギーを吸収し、別のエネルギーへと変換、紫外線からお肌を守ります。
シクロペンタシロキサンもシリコーン成分で、環状シリコーンと呼ばれています。揮発性シリコーンで、こちらもすべり性に一役買う成分です。ヘアケア、日焼け止め、メイクアップ製品によく配合されています。
タルクは、粘土鉱物の一種で、すべり性を良くするパウダーみたいなものです。シリカもすべり性を改善するパウダーですね。ここでは、酸化亜鉛、酸化チタンの表面処理剤と使用されているかと推測しています。酸化亜鉛や酸化チタンは、そのままでは、使用感が悪く、キシキシ感があるので、表面をシリカや水酸化Alでコーティングするんですよね。
メタクリル酸メチルクロスポリマーも、パウダー状の成分。すべり性を向上させる目的で配合されています。ポリマーですので、粘度を調整する成分と、誤解されがちですが、実は違うんですよね。
エタノールは、アルコールの一種です。感触改良の目的で配合されていると思います。
セバシン酸ジイソプロピルは、エステル油です。軽い感触のオイル成分。
イソドデカンは、炭化水素油。スクワランに似ているオイル成分です。日焼け止めや、ヘアケアでも見かける成分です。
エステル油とイソドデカンの影響もあって、使用後の乾燥が抑制されている感じかと思います。
オクトクレリンは、紫外線吸収剤です。
ここまでが、1%を超える成分かと思います。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクのフリー項目
- パラベン
- 着色料
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクの評価
- アットコスメ:5.6/7.0 562件
- LIPS: 4.9/5.0 479件
※上記評価は、2020年8月のものです。
- 他の日焼け止めを使ってわかる、アネッサのすごさ、本当に焼けないので、すごい
- 伸びもよく、塗りやすい
- 塗るとサラサラ、白浮きもなし
- 石鹸では流石に落ちない
どんな人にオススメ?
- 屋外、海、プールでの日焼け止めをお探しの方
- 高スペックであり、耐水性を有する日焼け止めをお探しの方
- サラサラした使用感、使い心地の良い日焼け止めをお探しの方
最後に
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクについて、解説してみました。
日焼け止めとしては、申し分なく優秀です。紫外線防御能もさることながら、様々な外的要因にも、高耐性を持っている、優れた商品です。ややお高いですが、このスペック、機能性を考えると、妥当かなとも思います。
また、日焼け止めに関しても、色々書いています。こちらも参考にどうぞ。
個人的なランキングページも作成しています。化粧品選びの一助になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。