どうも、化粧品開発者のあひるです。
今回は、妊娠線予防について、お話します。
妊娠線とは?
男性には、全くもって無関係ですね。男性は、妊娠しませんから(*´∀`*)
でも、急激にデブると、わかりませんね(笑)
妊娠中や、妊娠を考え始めた女性の悩みのタネとして、必ず挙がるものではないでしょうか。
一度現れてしまうと、なかなか消えることはありません。薄くはなるんですけどね・・・。
妊娠線とは、肉割れのことです。
妊娠すると、次第にお腹が大きくなります。
当たり前です。
お腹が大きくなると、その周辺の組織はどうなるのでしょうか。
肌表面、いわゆる表皮は、伸びやすいです。ところが、表皮の下、真皮や皮下組織は、そうはいきません。大きくなるお腹からくる負担に、皮下組織が耐えられなくなり、亀裂が入るのです。この亀裂が、妊娠線と呼ばれるものになります。
妊娠線は、女性なら誰でもなりえるものです。もちろん個人差があり、なりやすい、なりにくいはあります。では、どうすれば、妊娠線を防げるのでしょうか。
妊娠線を防ぐには?
妊娠線の予防には、妊娠初期から、きちんとした対策をすることが大事です。
お腹が大きくなってから、対策を始めては遅いのです。
なぜなら、大きくなるお腹に耐えられる皮膚、組織を作り上げるには、ある程度時間を要します。
急にお腹が、伸びやすくなる・・・なんてなりませんからね。
では、予防するためには、何をすればよいのでしょうか。
最も簡単なのは、化粧品による保湿ケアだと思います。もちろん、マッサージなども効果はありますが、妊婦さんにとっては、その行動も大変です。また、変にお腹を刺激してしまい、気分が悪くなるなどの弊害が起きては、本末転倒です。
化粧品を用いて、お腹(肌)に、潤いを与えることが、妊娠線予防には良いのです。
潤いのあるお肌は、柔軟、柔らかいですよね?
イメージしてみてください。
- 豊富な水分を保持しているプルプルゼリー
- 水分が不十分なカサカサ、カピカピゼリー
簡単に、ちぎれてしまうのはどっちでしょう?
当然、カピカピゼリーですよね?
それはお腹(肌)も同じことです。
水分、油分を適度に含み、柔軟性に富んでいるお腹の方が絶対的に、妊娠線を起こす確率が低いのです。
妊娠線予防化粧品
それでは、妊娠線予防コスメを紹介したいと思います。
ナチュラルサイエンス ママ&キッズ ナチュラルマーククリーム
私の子供も愛用している、ナチュラルサイエンスの商品。そのブランドの商品です。
助産師さんとママさん、ナチュラルサイエンスとの、三者共同で生まれた商品だそうです。
無香料、無着色、低刺激をウリにしています。
- たまひよ 赤ちゃんグッズ大賞 妊娠中によかったランキング2018 妊娠線ケアアイテム部門 第一位
- ゼクシィBaby 人気育児ブランド 妊娠ボディケア部門 第一位
ママさんから、絶大な支持を受けている商品ですね。この商品は、乳液タイプです。使用感は、ベタベタせず、サラサラもしない、中間タイプです。しっかりと保湿してくれます。
水、BG、グリセリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、スクワラン、べヘニルアルコール、ペンチレングリコール、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、メドウフォーム油、オリーブ油、キシリトール、アルガニアスピノサ核油、ステアリン酸、グリコシルトレハロース、ベタイン、ナイアシンアミド、トウキンセンカ花エキス、水添レシチン、ダイズステロール、ツボクサエキス、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、加水分解エラスチン、ポリグルタミン酸、セラミド2、セラミド3、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、PCA-Na、ソルビトール、キハダ樹皮エキス、加水分解水添デンプン、ニオイテンジクアオイ水、ゲッケイジュ葉水、黒砂糖エキス、環状オリゴ糖、異性化糖、ポリクオタニム-51、グリチルリチン酸2K、リゾレシチン、トコフェロール、グリコーゲン、キサンタンガム、ジメチコン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ステアリン酸ポリグリセリル-10、カルボマー、水酸化K、フェノキシエタノール
BG、グリセリン、ペンチレングリコールは多価アルコール。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、エステル油。
スクワランは、皮脂疑似成分のオイルです。スクワランは炭化水素油です。
べヘニルアルコールは、高級アルコールです。粘度調整の役割がありますね。
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルは、ペースト状のオイル成分です。
メドウフォーム油、オリーブ油は、植物性オイルです。植物オイルにも色々あります。
ここまでが1%を超える成分でしょうか。
刺激になりそうな成分は見当たらず、ナチュラルサイエンスの商品に共通している、保湿剤、天然保湿因子(アミノ酸など)や細胞間脂質(セラミド類)が複数種配合され、保湿が意識されています。
- クリームタイプなので、オイルが苦手な方に
- お肌の弱い方でも、使用可能
- 保湿成分が豊富
- クリームの伸びもよく、使い心地は文句なし
- ニオイに敏感な方
- 容器は、使用しやすいポンプタイプ
ヴェレダ マザーズ ボディオイル
オイル状の商品です。ヴェレダ、有名ですよね?妊婦さんや、ママさん向けコスメを複数出されています。全成分はかなりシンプル。5種類しか配合されていません。
アーモンド油、ホホバ種子油、コムギ胚芽油、香料、アルニカ花エキス
アーモンド油は、オリーブ油と比べると、酸化安定性が高くなります。お肌との親和性も高く、お肌からの水分蒸発を防ぎ、保湿してくれる成分です。また、アレルギー性はほとんどないことが知られています。
ホホバ種子油は、酸化安定性が非常に高い植物オイルです。私も好んで使用するオイルの一つです。肌なじみがよく、他の植物オイル同様、水分蒸散を防ぎ、肌を保湿してくれる成分です。もちろん、アレルギー性はほとんどありません。
コムギ胚芽油に関しても、アレルギーの心配はほとんどありません。ホホバ種子油と比べると、酸化安定性はよくありませんが、そこまで悪いわけでもありません。
あと、香料が配合されています。もしかしたら、苦手な方がいるかも知れませんので、テスターなどで確認してみてください。ハーブ系の優しいニオイです。
- オイル好きの方
- ハーブ系のニオイが好きな方
- 天然系が好きな方
ジョンマスターオーガニック ストレッチマークオイル
こちらもオイル状の商品です。
オーガニック系植物油をふんだんに配合しています。
オイル系ですので、ベタつきが少々気になりますが、そこまでベタつくオイルではありません。
ヒマワリ種子油*、ローズヒップ油*、コムギ胚芽油*、ラバンデュラハイブリダ油*、ラベンダー油*、マンダリンオレンジ果皮油*、ローズマリー葉エキス*、トコフェロール、オレンジ油*、ビャクダン油*、ニンジン種子油*
*は、オーガニック成分
当然全てオイル成分です。植物系成分がメインです。
ヒマワリ種子油は、少し酸化しやすい成分です。ですが、後述するトコフェロールによって、酸化安定性を保っていると考えられます。他の植物オイル同様、肌なじみがよく、水分蒸散を防ぐ役割があります。
トコフェロールは、ビタミンEとも呼ばれ、抗酸化作用に優れています。
妊娠線ケアにしては、珍しく、精油で香り付けがされています。
妊娠中は、ニオイに敏感になりがちですから、もしかしたら、合わない人もいるかもしれません。ぜひ、サンプルなどでニオイを確認してみてください。
ちなみに、妊娠中の妻は平気で使用しています。
まぁ、個人差がありますからね・・・。
- オイル系が好きな方
- フローラル系のニオイ付きが良い方
- オーガニックが好きな方
最後に
妊娠線予防に関して、お話してみました。
これから、妊活する、もしくは、妊娠初期の方で、妊娠線予防コスメをお探しの方は、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
- 妊娠線は、きちんとケアすれば、誰にでも防ぐことはできる
- 母体に、赤ちゃんに、負担のならない方法で実践しよう!
ちなみに、私の妻も、これらを使用しています。
第一子のときは、マザーズ ボディオイル(ヴェレダ)を。
第二子(現在進行中)のときは、ナチュラルマーククリーム(ナチュラルサイエンス)、ストレッチマークオイル(ジョンマスターオーガニック)を。
今現在、妊娠線などは一切起こしていません。妊娠線予防コスメ様々です。
子どものスキンケアに関して、記事を書いています。良ければ、化粧品選びの参考になれば幸いです。
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また、個人的なランキングページを作成しています。ご参考になれば、幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。